そんなことより仕事くれ2【wrwrd】番外編(？)

番外編15 ページ13

更新遅くなり申し訳ございません。
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『ああああああああああ』
私は生徒会室の机に突っ伏する。
周りの書類仕事は秒で終わらせたが…流石に疲れてきた。

kn「何があったん？」

tn「仕事のしすぎで頭がいかれ狂ったんや。」

ut「珍しいな。仕事大好き人間なのに。」

わいも人間や。流石に疲れる。
ボーッとして自分の手に目をやると爪が長く伸びており、ペンだこができていた。
お手入れもしていなかったから爪が伸び放題になってしまっていたのだ。
前世でも確か冬の日に仕事に熱中して乾燥のケアをしなかったため唇がえらいことになったのを思い出す。

『……爪なっが』

ut「ん…？ほんまや。」

kn「A爪なっがいな！」

『吸血きん(吸血鬼)みたい』

tn「吸血きん？！」

わざと吸血鬼を変な風に言ったらトントンさんがわざわざ突っ込んでくれる。結構嬉しい。
面白くなってきたのでトントンさんにある体の部位を指を刺して聞く。

『トントンさん。ここは？』

と聞くと、ちょうど生徒会室に入ってきたロボロさんが答えてくれた。

rbr「上腕二頭筋！」

tn「いきなりなんで上腕二頭筋が出てきたんや？」

『吸血きんと上腕二頭筋って…似てるとは言いませんが、きんつながりだな〜と』

tn「あかん。Aさんめっちゃ疲れとるやん」

ut「もう今日の分の仕事はないからもう帰るか。
Aちゃん家まで送るで」

『ありがとうございます。いくらですか？』

kn「社畜みたいにタクシー乗る感覚で言うなやw」

帰りは鬱先輩と一緒に帰った。
お金を払おうとしたら全力で拒否された。
そういえば今は前世みたいじゃないんだった。

もうちょっと肩の力を抑えないと…

家に入り着替えもせずベッドに倒れ込む。

『こっちに来てから色々余裕が出てきたな〜。』
前世は自分から仕事をしに行き、労働基準法を何回破ったか分からん。

こっちでは先生(しんぺい神先生)や生徒会の人が止めてくれるおかげで無理しないで仕事ができる。
若いからバイトでもシフト時間が短い。

やりがいがない…なんてことはない。
むしろ周りをよく見たほうが断然いいと言うことがこっちにきてよくわかった。
向こうでは仕事ばかりだったけど、もっと仕事以外に面白いものを見つけることができた。
やっぱり神様には感謝すべきなのか？
案外いい事をしてくれるな…！

あくびをしてだるい体を動かし服を変える。
今日はもう寝よう…
休んでも誰も文句言わないんだから…

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