那須くんは恋が苦手。 (ページ6)

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__ ココアページ6

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_ｶﾞﾗｯ

大昇「あ、A 」

『遅くなった～ごめそ～』

浮所「待ちくたびれて先食べちゃってたよ笑」

そう美味しそうに唐揚げを頬張ってみせる浮所くん

大昇「てかお弁当にココアなの？
いつもお茶なのに～」

『あ、』

那須くんと喋れたのが嬉しくて

ココアを買った…なんて言えない

『な、なんか甘いものの気分でさ笑』
って誤魔化す。

浮所「にしてもでしょ！」

大昇「まぁこないだお預けくらったしね～」
とチラッと那須くんを見る大昇

浮所「 ……那須がなんかあんの？」

あ、また少し怖い顔

いつも笑顔な浮所くんのこの顔は、
やっぱりただの嫉妬だけではない気がする。

大昇「あ、始業式の時にさ、Aがココア買ったらラスイチで！

そしたら那須が来てココアが売り切れてる～って言ってたから、Aが那須にココアをあげちゃったんだよね～」

もぐもぐと大昇お手製弁当を口に運びながらそう説明する大昇

浮所「へぇ、那須ココア好きなんだね～」

そうニコッと笑った浮所くんの顔は、
笑ってるのに笑ってなくて

___やっぱり2人には何かあったんじゃないか

そう思わざるを得ない空気を感じた。

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