那須くんは恋が苦手。 (ページ12)

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__ パーカーページ12

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浮所「 A、おはよ」

『 …んっ……て、浮所くん！』

私は浮所くんの声で目を覚ました。

浮所「すーんごく気持ちよさそうに寝てたから起こすの躊躇っちゃった笑」

『ははっ笑起こしてくれてありがとう』

_ﾊﾟｻｯ

机から体を起こすと何かが落ちる音がした。
後ろを見ると、黒のパーカーが落ちていた。

『これ、誰のだろ』

拾って見てみるけど特に目印になりそうなものは無い。

浮所「そのパーカーAにかかってたけど、Aのじゃないの？」

『私のじゃないけど… 』

_ｶﾞﾗｯ

そう音を立て入ってきたのは那須くんだった。
チラッとこちらを見るとすぐに自分の席へ向かう。

『これ、もしかして』

浮所「何かわかったの？」

『多分… 』
そう言って私は那須くんの席に向かう。

那須「 …なに？」

『あ、これ、那須くんのかなって思って』

そうパーカーを見せると
飲んでいたコーヒーの缶を机に置く。

那須「俺の。ありがと」

そう言うと目を合わせずに前を向いた。

ありがとうって言いたいけど言いづらい雰囲気。

距離が縮んでたとも思わないけれど、
なんだか前より大きく距離があいてしまったような感じ。

ズキズキと胸が痛む。

浮所「 A、そろそろ時間だよ」

そう浮所くんに言われ我に返る。

『あ、うん！』

浮所「 …那須のだったんだ」

席に着くと後ろからぼそっと言う浮所くん

『そうみたい』

浮所「那須が、か…… 」

『？』

_ｶﾞﾗｯ

浮所くんの言葉に意味を聞く間もなく
先生が入ってきてHRが始まってしまった。

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【作者より】

最近忙しくて更新減ってしまいすみません(＞＜)
挨拶が遅れましたが改めまして、作者の " らい " と申します。

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まだまだ未熟ですが、よろしくお願い致します。

また、人狼げーむ。の方も、ぼちぼち更新して行きたいと思っているので、そちらの方もよろしくお願いします！

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