前世の記憶 (ページ4)

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４大捜索ページ4

猫「…もし、凶悪な妖怪だとしたら黙ってはいられないわ！」

子「被害が大きくなる前に、今すぐに行った方が良いかもしれんのう」

砂「そうじゃのう」

カ「でも…鬼太郎と親父を除いて他に誰が行くんだ？」

鬼「それなら既に決めている」

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協力者として猫娘、砂かけババア、子泣き爺、一反もめん、ぬりかべ、カワウソ、アマビエを引き連れて人間界へと向かった

カ「何でオイラまで…」(ボソッ

ア「それはアタイの台詞だよ…」(ボソッ

鬼「よし、此処からは手分けして探そう」

猫「でも、どう分けるの？」

鬼「それじゃ…砂かけババアと一反もめんは西を、子泣き爺とぬりかべ東を、カワウソとアマビエは南を頼む！」

全「「分かった！」」

鬼「猫娘は、僕と父さんと一緒に北の方へ」

猫「分かったわ！」

子「ぬりかべよ、早速行くとするかのう」

ぬ「ぬりかべ～」

ドッスン…ドッスン…

子泣き爺とぬりかべは東の方向に向かって歩いて行った

砂「一反もめん、宜しく頼むよ」

一「任せんしゃい！」

砂かけババアは一反もめんに乗ると西の方に向かって飛んで行った

カ「ああ～、何でオイラはアマビエなんかと…」

ギュッ

カ「いでででで！！！」

ア「アタイの何が悪いのさ！！ほらっ、さっさと行くよ！」

カ「わっ…分かったから離してくれよ～」

鬼/目/猫「…っ」(汗

アマビエはカワウソの頬をつまんだまま南の方に向かって歩いて行った

鬼「僕達も行こう！」

猫「うん！」

僕達は北の方へ向かい手当り次第探した、しかし、何処を探しても妖怪の気配が全くしなかった

猫「何処にもいないわね…」

目「変じゃのう…」

鬼「くっ…」

何の手掛かりも見付けられないまま三時間以上経っていた、その悔しさにより己の唇を強く噛んだ

猫「鬼太郎…」

空を見上げると日がすっかり沈み掛けていた、遅くまでの捜索は危険だと思った僕は猫娘の方を見る、お互いの目が合った途端、猫娘はキョトンとしていた

鬼「…猫娘、先に帰っててくれ」

猫「っ！どうして！？私ならまだ…」

鬼「之以上、無理をさせたくない…だから、今日はゆっくり休んでくれ」

目「鬼太郎の言う通りじゃ、後はワシらに任せなさい」

猫「…分かったわ、また明日ね！」

鬼「嗚呼」

猫娘は僕達に向かって手を振ると暗闇の中へと消えて行った