黒執事～幽霊少女～ (ページ4)

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洋館ページ4

ｼｴﾙ「ここか」

古びた洋館についたようだ

ｾﾊﾞｽ「そのようですね」

洋館には蔓が張っていて一部崩れている壁がある

ｼｴﾙ「入るぞ」

ｾﾊﾞｽ「御意」

セバスチャンは分厚い扉を開ける

鍵が掛かっていたようだが

バキッという音を立てて扉を開けた

…何故か中にいたのは葬儀屋アンダーテイカーだった

ｾﾊﾞｽ「何故貴方がここに？」

ｱﾝﾀﾞｰ「小生はね、お客さんを引き取りに来ただけだよ伯爵ぅ」

ｼｴﾙ「もしかして行方不明になっていた奴等か！？」

ｱﾝﾀﾞｰ「ただでは教えられないなぁ、わかってるだろ？極上の笑いを小生におくれ」

ｼｴﾙ「変人め」

ｾﾊﾞｽ「坊っちゃん」

ｼｴﾙ「あぁ、わかっている」

シエルは外へ出て扉を閉める

・・・・・

辺りが笑い声で響いたのは言うまでもない

しばらくたつとアンダーテイカーは話し出した

ｱﾝﾀﾞｰ「伯爵の言う通りだよ。ここのお客さんは皆大人なんだよねぇ」

ｱﾝﾀﾞｰ「まぁあとは『彼女』に聞くといいよ…ヒッヒッヒ」

ｼｴﾙ「『彼女』？」

ギィィィィイイイ

奥の扉が開いた

ｼｴﾙ「かかってこいということか…面白い」

いつの間にかアンダーテイカーはいなくなっていた

シエルとセバスチャンが入った直後バタンッという音を立て閉まった

ｼｴﾙ「おい、いるのか」

シエル達が前へ進むと『後ろだよ』という少女の声が聞こえた

振り返るとシエルと同じくらいの少女がいた

だが浮いてるように見える

ｼｴﾙ(こいつか…？)

貴「何しに来たの？」

少女は疑うように睨み付けている

ｼｴﾙ「お前は誰だ」

貴「名を聞くときは自分から名乗るのが礼儀じゃないの？」

ｾﾊﾞｽ「失礼いたしました私は坊っちゃんに仕えているセバスチャン・ミカエリスと申します」

ｼｴﾙ「僕はシエル・ファントムハイヴだ」

少女は一瞬驚いた顔をした

貴「ファントムハイヴ…女王の番犬、悪の貴族)ﾎﾞｿｯ」

ｼｴﾙ「ん？何だ」

貴「何でも…私はA・パールライト。人間は『幽霊少女』って呼んでる」

貴「で？何しに来たの？」

ｼｴﾙ「僕は女王の命令で来…」

パリーン

窓の割れる音がした

ｸﾞﾚﾙ「ハァーイ♪セバスちゃん。グレル・サトクリフ参上ＤＥＡＴＨ☆」