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沖田総悟が四人 ページ5
屯所の騒がしさが奥に聞こえる。
沈黙も心地よい相手に、今私は今までにないくらいの緊張感と不安を覚えている。
(総悟も黙ってちゃ、なんも言えないじゃん、)
目の前で沈黙を貫く彼をジトッと睨m…なんでこいつニヤついてんだ…またSか?Sなのか?
困惑しているAを見て楽しむ沖田。でもそろそろ、と沖田は口を開く。
「……さっきの、伝えてェこと、って話ですが…」
ビクッと肩を震わせて、下を向くA。
ふっと笑って
「今、ビクッてしましたよね?笑」
と言えば恥ずかしそうに顔を上げて「してない」と睨むA。そんな子どものようなAに幾度目の愛おしさを覚えながら姿勢を正し、話すぞと態度で示す。
Aがつられてピシッとすれば、沖田は話し出す。
世界一、悪い顔をして。
「―――惚れた女が居やす」
「さっきの子?」
その言葉を遮るように、Aはそう言った。
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作者名:うさぎ | 作成日時:2024年1月24日 19時