沖田総悟が三人 ページ4
沖田side
俺は今、とても機嫌がいい。なぜならAの「総悟好きだよ私しか見ないで大好き」が聴けたからだ。※当人の空耳入っております
クソチャイナには本当に感謝している。今度何をあげるとかはしねェがな。
やっと墜ちてくれた。あのAが。俺が何しても「はぁ」みたいな顔しかしなかったAが。クソ嬉しい。ちゅーしたい。抱き潰したい。
俺のポーカーフェイス能力はこのためにあったんだろう。
肝心の彼女は俺の隣で恥ずかしさと不安に塗れた顔をしている。かわいい。
さて、どうしてやろうかな
「…A」
名前を呼べば肩を震わす。何を言われるか、怯えてんだろーな。
「あんたに伝えとかなきゃいけねェことがありやした。
屯所行きやしょ。面と向かって話したいです。」
わざと、秘密を打ち明けるかのような素振りで話した。
Aは青ざめた顔をした。あーかわいい。今頃、心のなかで「チャイナと付き合う」とか「チャイナが好きだ」とかそんなことを言うんじゃないかと疑ってんだろーな。くそかわいい。もう抱いて良いんじゃね?ちゅーしていいんじゃね?
「…………わ、かった、」
俯いてそう言う彼女が、「なんで?」とか、「何を話すの?」とか「嫌だ」とか、自分の感情を出すことが苦手なことを俺は知っている。今もいろんな感情を抱え込んだまま、口先だけの肯定の文字を並べたんだろう。そんな彼女があんな強欲なこと言うなんてねェ…笑
自然と総悟は口角を上げる
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うさぎ | 作成日時:2024年1月24日 19時