妹審神者⑤ (ページ28)

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228、本題ページ28

一瞬また静かになって。

燭「そう…だね。

そろそろ本題いいかな？」

「あ、はい！すみません
頼み事…でしたよね？」

燭「うん…僕達の仲間の事なんだ」

「…太鼓鐘さん…？あっ…」

鶴「よく知ってるな」

「すみません…私の兄が現役の審神者で、

見習として、指導を受けてから来たんです、
だから、皆さんのお名前を
だいたいですが知ってます」

燭「へぇ…お兄さんが…
そう、太鼓鐘貞宗。

前の主によって折られてしまって…

短刀や脇差を助けようとした者はみんな
あの地下に入れられてしまったんだ…」

「そんなことが…」

やっぱり短刀は片っ端から折られているよう。

鶴「お前は、
折れた刀も治せるんだよな？」

「…絶対治せる保証はないですけど」

燭「そうだよね。
本来折れた刀は治せない。

君の負担がかからない程度で構わない、
試してみてもらえるかい？」

いつの間にか
席を立っていた大倶利伽羅さん

折れた刀を私の目の前に置いた

折れてるだけじゃなく
酷く折れまがってて

「ごめんなさい…」

少し涙が溢れ、咄嗟に袂で隠した。

燭「っ…大丈夫？」

鶴「どうした？」

ちょっとしか涙出なかったからバレないはず
上手いこと袂で涙を拭いて

「なんでもないです！試してみますね」