6話 ページ6
_you side
ci*「この服Aさんに似合いそうです!」
『いやチーノさんの服を…』
ci*「あ!これとか可愛いんやないですか?」
あれからショッピングモールに出かけた私たち。
目当ての服屋に入ると、自分の服を選ぶどころか、レディースコーナーに行って私の服を選び始めるチーノさん。
『あの、チーノさんはどれがいいんですか?』
ci*「僕のは後で大丈夫ですよ!」
『いや、買うの私ですよ?』
ci*「あ、」
「そうでした…」と肩を落とすチーノさん。
何故だか申し訳なくなって、私は咄嗟に
『チ、チーノさんが働いてお金をもらうようになったら買って下さい!待ってますから!』
と励ます。
すると、ぱあっと笑顔になり「そうですね!ふふっ」と笑ってメンズコーナーに行き、自分の服を選び始めた。
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mb「ありがとうございました、またお越しくださいませ」
下着も含めて数着服を買い、次は日用品かなぁと考えていると、ふと両手の重みが無くなる。
ci*「僕が持ちますよ」
『えっ、でも』
ci*「こういうのは男に任せときゃいいんですよ」
にこっと微笑み、心做しか軽い足取りで隣を歩くチーノさん。
これはモテる…と謎に感心をし、次の店に向かった。
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作者名:豆大福 | 作成日時:2021年8月13日 17時