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3話 ページ3
＿cino* side
ぼふんっ、という音とともに目が覚める。
意識が覚醒していくのと同時に、何故だか体に重みを感じた。
目を開けてみると、目の前にはいつも話しかけてくれるAさんの姿が。
今日も可愛ええなと思いながらするりと頭を撫でる…頭を撫でる？！
困惑しつつも、Aさんを起こさないようにそっと起き上がり、自分の体をぺたぺた触る。
なんと、俺は人間の姿になっていた。
ci*「まじかよ…」
思わずそう独り言を零すと、横で｢んぅ、｣とAさんが寝返りを打った。
起こしてしまわないように再度寝転がり、腰にすっと手を回してギュッと抱きしめる。
なんでこうなったかよくわからないけど、こうして自由に体を動かしてAさんに触れることができるようになったのはラッキーだ。
そんなことを思いながら、Aさんが起きるまで寝顔を堪能することにした。
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作者名：豆大福 | 作成日時：2021年8月13日 17時
