【d!】推しのぬいぐるみが【ci】 (ページ18)

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18話ページ18

＿you side

ズキズキとした頭の痛さで目を覚ますと、そこは自宅のベッドの上だった。

『んん…記憶が、ないぞ…』

ci*「やろうな」

『へっ、』

なんとか昨日のことを思い出そうと唸っていると、すぐ側で声がした。

ci*「おはようございます！」

『お、おはよう…ございます…』

溢れんばかりのにこにこ笑顔がずいっと顔の近くに寄る。

わかる、これは怒っている顔だ。

『あの…ごめんなさい、？』

ci*「それは何に対して謝ってるん？」

『えっと、その…』

ci*「ん？」

敬語ではなく、砕けた口調で話すチーノさん。

本来嬉しいはずなのに、その威圧的な態度が怖くて、声が震えてしまう。

遂に耐えられなくなり、目からポロポロ涙がこぼれた。

『ぇ…あ、う、ごめん…なさっ、』

「わ〜！！泣かんといてください！そんなつもり無かってん！」

私の体をそっと抱き寄せ、頭を撫でられる。

私はチーノさんの服をぎゅっと掴み、胸元に顔を埋めた。

ci*「よしよし、怖かったな、ごめんな」

『っ、ひっぐ……うぇ、っ…こわ、かった…』

ci*「うんうん、落ち着いたらまた話しましょうね」

『ん、』