【d!】推しのぬいぐるみが【ci】 (ページ16)

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16話ページ16

＿you side

mb「Aさ〜ん、今日2人で飲み行かない？」

『いやぁ〜…今日はちょっと…』

mb「いいじゃ〜ん！今日も奢るからさ！」

この上司は奢ればいいと思ってるのか。

押しが強くて断るに断れず、仕方なく2人で飲みに行くことになってしまった。

デスクに置いてるチーノさんをちらっと見ると、ムスッとした顔をしている。

｢大丈夫だよ｣と口パクで伝え、チーノさんを鞄の横ポケットに入れた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

mb「Aさん全然飲んでないじゃん！もっと飲みなよ！」

『のんでますよ〜！』

mb「じゃあこれも飲みな！ほら！」

『ん〜』

ビールを私の口元に持っていき、無理やり流し込んでくる上司。

私はあまり強い方では無いため、既に頭がクラクラして思考がまとまらなくなっている。

するといきなり上司が顔を近づけてきた。

mb「Aさんこの後俺ん家来ない？」

『お家ですか〜？なにするんです？』

mb「はは、気持ちイイこととか？」

『きもちいいこと？たのしそうですね』

mb「じゃあ早速行こうか！え〜っと伝票は「おい」…ん？誰だ君は」

ふわふわした頭で声が聞こえた方を見ると、そこにはチーノくんがいた。

心做しか怒っているように見えた。

ci*「Aの彼氏やけど？」

『あれ？ちーのくん？』

ci*「そうやで、はよ帰りましょ」

『うん、かえる』