【ハイキュー】飛雄にとって、私は邪魔ですか？

16、先輩と幼なじみ ページ16

及｢それでさー！聞いてよ！岩ちゃんがさぁー！｣

さっきから徹先輩の愚痴ばっかり。


岩泉先輩がなんちゃらかんちゃら…岩泉先輩大好きじゃないですかこの人。


貴｢あの、徹先輩…｣

及｢あ、そーだ。凜ちゃんさ、もう俺の事前みたいに徹って呼んでいいよ。敬語もなしでね！｣


貴｢……突然どうしたの…？敬語＋先輩付けは徹の先輩命令だったのに｣

ニコニコと笑う表情からはほとんど何も読み取れない。

…なんか、心配だなぁ……

徹も、私みたいに無理する時あるから…


及｢凜ちゃんは人の心配してる場合じゃ無いでしょー｣

エスパーじゃんか。


及｢…俺はね、正直言って幼なじみを辞めたかったんだ。

…自分勝手だけどね。

…俺、中学に入った頃には既に凜ちゃんのこと好きだったんだ。中一が、小五に惚れてた。

この呼び捨ても、タメ口も俺にとっては幼なじみの絶対的な何かに思えたんだよ。

それを破るために、凜ちゃんに敬語＋先輩付けを頼んだ。

……まぁ、もうその必要は無くなったけどね！…結果がどうあれ、俺は凜ちゃんのこと応援してるから。



飛雄は別だけどね！！！｣


変なところでムキになる、周りから見たらカッコイイ幼なじみ。


でも、私からしたらちょっと可愛い幼なじみ。

徹がいなかったら、私どうなってたんだろう。


…お世話になりました。ありがとうございました、徹先輩。




貴｢…徹、ありがとう｣

及｢んー？どういたしまして｣


大切な、大切な幼なじみ。


貴｢じゃ、次は私の愚痴ね！｣




大好きだよ、ずっと。

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