【ハイキュー】白布、カニバリズムだってよ

18、見舞だってよ ページ19

学校が終わり、いつもどうり、体育館には向かわない。


こんな明るいうちに校門を出るのは久しぶりな気がする。

今日、俺は……


良く言って、部活を休んで見舞いに行く。

悪く言って、部活をサボる。


ちゃんと、牛島さんから承諾を得た。









白『今日、部活を休ませてください』



牛島さんに、なんて言われるか、正直怖かった。

やる気のないセッターなんて要らない。

そんな奴は白鳥沢に必要ない。


なんて言われるかも、って思ったりしてな。


牛『…理由は』

まさか、理由を聞かれるとは思ってなかった。


正直なところ、牛島さんは理由なんて関係なしに、部活を休むやつは要らない。そういうような人だと思っていた。

俺は、牛島さんの事をよく知っているようで、全く知らなかったことを、実感した。

牛『理由もなしに、休むような奴では無いだろう』


そう言われ、理由を全て話した。牛島さんは言った。




牛『…そうか。なら、その問題をさっさと解決し、部活に集中することだ。

昨日のお前は集中力に欠けていた。いつまでもあれでは困る。早く調子を戻せ』


牛島さんらしい、冷たくも暖かい言葉だった。




白｢…よし｣

向かうは、凜の家。


歩いていたら日が暮れてしまう気がしたので、走った。

足はいつもよりも、重いようで軽い。

後ろめたさが、邪魔をしてくる。


そんなん言ってる場合じゃねぇ。






凜……









今、行くからな。

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