【鬼滅の刃】第壱章、絢乱少女と傀儡少女の鬼刈り血風録 (ページ19)

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次の日＿＿＿

「それでは、善逸さんは今日から訓練開始ですので、改めてご説明させて貰いますね。

まずあちら。寝たきりで、硬くなった体をあの子達がほぐします。

次に、反射訓練。湯呑みの中には、薬湯が入っています。

お互いに薬湯をかけあうのですが、湯呑みを持ち上げる前に、相手から湯呑みを抑えられた場合は、湯呑みを動かせません。

最後は全身訓練です。端的に言えば、鬼ごっこですね。私アオイと、あちらのカナヲ、今回は佳也様も特別に御相手して下さります。」

アオイちゃん、説明がテキパキしてる。さすがだね。

善逸君から怒りの音がする。…何？今の説明のどこに怒る要素あった？

あ、外に行っちゃった。

いや、怒りの原因、それかよ！(外の音聞こえまくり)

善逸君、君は女の子に関しての発言は最な時があるね。うん。モテないよ、そんなんじゃ。根はいい子なのにどうしてそうなるかなぁ？

「……佳也様」

「……(さすがにこの発言は酷いから)後で言っておく」

「ありがとうございます…」

それから、皆体ほぐされて涙流してるのに善逸君だけ全然平気だったり、アオイちゃんとやった反射訓練で善逸君の言葉に鳥肌立ったりしたけど…

「……次の相手は私だ」

「「「……っ」」」

強くなって欲しいから、手加減はしない。

「初め！」

＊＊＊

それから5日間。皆どれだけやっても、カナヲちゃんと私には勝てなかった。湯呑みを抑えることも出来ないし、全身訓練では髪の毛にも触れなかった。

心が折れたのか、善逸君も伊之助君も訓練に参加しなくなった。

残ったのは炭治郎君だけだ。

彼一人で頑張っていて、見てるこっちが辛くなってくる。

善逸君と伊之助君に声掛けてみるか……

でも、喋るの苦手なんだよなぁ…

凜、早く来て。