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そして、とうとう本題に入る。
勿論、議題は竈門炭治郎が鬼を連れている件……と、冨岡さん、竈門炭治郎、佳也の処分について。
処分について実弥さんから佳也の名前出た時の佳也の顔無紳士は崩れてたよね。
いつもなら笑えるんだけど……まぁ、あんまり笑えないんだよね。今回ばっかりはさ〜。
余計なことを考えてたら少し話は進んでいて、御館様が口を開いた所だった。
「炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた。そして皆にも認めてほしいと思っている」
…認める、かぁ……
鬼を、認めるってだいぶ大変じゃない?鬼を認めるって事は、鬼を抹殺するっていう私の目標は一瞬で無くなるんだよね…
嫌だなぁ。
「嗚呼…たとえ御館様の願いであっても私は承知しかねる……」
「俺も派手に反対する!鬼を連れた鬼殺隊員など認められない」
「私は、全て御館様の望むままに従いますっ」
「僕は…どちらでも。……すぐに忘れるので」
「……」
「…」
「信用しない、信用しない。そもそも鬼は大嫌いだ」
「心より尊敬する御館様であるが!理解できないお考えだ!全力で反対する!!」
「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門、冨岡、龍影三名の処罰を願います」
おおっと、佳也の顔無紳士また崩れてるよ。
そりゃあ、そうか。風柱に処罰願われてるもんね。
「テメェらはどうなんだァ?」
実弥さんが急に話しかけてきたよ……佳也に至っては真顔で固まってるから無視してるみたいになってる。
「佳也は?」
「(師範が認めてるみたいだし……)いいと思います」
「()の中の理由も言おうね」
言葉足らずが身を滅ぼしかけてるねぇ……。冨岡さんの如くしのぶに弄られるかもだから頑張れ。
「凜はどうなんだ!!」
遠くから杏寿郎さんが話しかけてきた。竈門炭治郎達が嫌いな訳じゃないけど、
「…私も、全力で反対ですね〜…鬼を殺す隊と書いて「鬼殺隊」でしょう?それに、鬼は嫌いなので」
鬼が憎くて鬼殺隊に入った人間がいる事を忘れないで欲しいね。
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作者名:彼岸桜&イム x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年11月6日 18時