じゅうきゅう ページ20
車に乗ってすぐさま銃兎に連絡を取る。3コール目あたりで出た。
碧「銃兎、黒山羊のヤツ開けそうだ」
『相変わらずですね…ハッキングとはいえ気を付けて下さい。何があるか分かんないですから』
運転しながら、助手席にPCを置いて片手でキーボードを打つ。
碧「…なんか、変なんだこのパスワード」
『何がです?』
碧「…あっさりし過ぎっつーか…簡単に解けちまう…」
カチカチと文字を打ち込んでいく。最後の一文字を入力終えた。
あとは待つだけ…なんだけどな……
碧「…銃兎、黒山羊が現れたからお前はこっちに来たんだろ?」
『…えぇ。そうですが』
碧「…それは、私が宮城に来た日と同じか?」
『…いや、一日現れる方が早い』
……なんか、引っかかんだよな……
ちょうど、解読を完全に終えたPCがピロンと鳴った。
碧「もう開けるみてぇだ」
『……おい、凜、待__!』
銃兎の制止の声が聞こえたが、開いてしまった。
画面には、黒山羊の顔。
それは不気味に笑っていた。
あー……くそ。やられた。
碧「銃__」
銃兎に話そうとしたその時。
視界が急に明るくなり、一瞬で炎に包まれた。
そこで意識は途切れた。
______
入間side
電話で向こうで、俺を呼ぶ声がしたと思えば、次の瞬間。
電話越しでもわかるほど鼓膜が震えるような爆発音が聞こえた。
くそ、やられたか…!
ホテルの窓から、硝煙が上がっているのが見えた。
…凜のPCが爆発したんだ。
侵入されると爆破する仕組みにでもしたんだろうな、黒山羊の奴ら…
凜がハッキングすると見越して…
…あのハッキング自体が、罠。
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ハイキュー!! - 横浜もいいところよ (2021年6月2日 13時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
イム - 今日はありがとう!!楽しかった!病み期の心配ありがとう笑!嬉しかった! (2019年8月19日 0時) (レス) id: 23d35c0234 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜愛儚 - おん!待っとるよ! (2019年8月8日 0時) (レス) id: b1fcaf3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜(プロフ) - kimaさん» あ、忘れてた。ユースの合宿の間違いです!ごめんなさい!ご指摘ありがとうございます! (2019年8月7日 22時) (レス) id: 3aa4f94975 (このIDを非表示/違反報告)
kima(プロフ) - ろくの黒髪の天才っていうのが影山なら、影山はユースじゃありませんよ。 (2019年8月7日 21時) (レス) id: 63736b3e41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年8月6日 12時