支え合って【雪男】

無理しないでね【桃】 ページ15

桃side

朝起きた時に感じる独特の気怠さ。





そしてふわふわとする自分の頼りない足元。





極め付けに38度と表示された体温計。





佐久間「…はぁ…最悪…っ」






解熱剤と水をとりに下のキッチンに降りる、






するとまだ朝早いからか、だれもいなかった。





とりあえず解熱剤を水と一緒に流し込み、





そのままずるずるとキッチンに座り込む。






そこからどれぐらい時間が経ったのだろうか。





階段から誰かが降りてくる音が聞こえる。





バレたら仕事を休まされるから、バレることだけは





避けたい。





そう思い、重たい体を起こし何もなかったかのように





その場に立った。




宮舘「おはよう。今日珍しく早いね。」





佐久間「いやー目が覚めちゃって。へへっ」





宮舘「朝ごはんは和食か、洋食、どっちがいい？」




佐久間「じゃあ和食で。」




胃に優しいそうで、まだ食べれそうなものを選択する




そんな会話をしていたらもう1人起きてきた。




阿部「おはよう。」




佐久間「おはよー！阿部ちゃん」



宮舘「おはよう。コーヒーでも入れようか？」




阿部「お願いしようかな？」




佐久間「じゃあ俺着替えてくるね。」




そう言って部屋へ戻る。



本当は少し横になりたかっただけなんだけど。



部屋についてベットに倒れ込むようにして寝転がる。



解熱剤、早く聞くといいな。



そう願いながらベットに身を任せた。



そこから何分か経って、流石にだれよりも準備が早い



俺がこんなに部屋から出てこなかったらさすがに


怪しまれるだろうと思い。




服を着替えて部屋を出る。




階段を降りると他のメンバーも全員起きていた。




深澤「じゃあみんな揃ったし食べようか。」




ラウール「いただきまーす」



雪男「いただきまーす！！。」





やっぱりダテ様の料理は美味しいな、




意外とペロリと食べれてしまった。




深澤「みんなー！用意できたー！？

　 マネージャー来たよー！！。」




雪男「はーい。今行きまーす！！」




今日の仕事はと言うと、雑誌の撮影が二件ある。




解熱剤を飲んだら、楽になったし行けそうだな。




そう思っていた自分が馬鹿だと気づくのは



もう少し先のことです。

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