ロリコンジジイなんて言わないで ページ10
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「善逸くん、Aちゃんとお風呂に入って、何をするつもりですか?」
善逸くんと目が合ったお姉ちゃんは、いつもの笑顔でそう尋ねた。
笑顔が怖さを倍増させている。
「ヒェッ、何も...!」
「あら、そうですか
特別なことが何も無いのなら、私が入れますね」
「...」
下手についた嘘を逆手に取られるお兄ちゃん。
え、そこで黙るってことはなにかしようとしてたってこと?
え、怖いよ?
いくら推しだからといって、いや、推しだからこそ、そんなことはやっちゃダメだからね?私的に。
「・・・っ、でもぉ、俺ぇ、ずっとAちゃんに会いたくてぇ・・・」
「だからってAちゃんに手を出していい理由にはなりません」
手を出すって・・・
項垂れるお兄ちゃんを見たお姉ちゃんが、困ったように笑って私を見た。
フォロー入れた方がいいのかな?
『まぁ、お兄ちゃん!お風呂は、・・・ちょっと恥ずかしいからだめだけど、一緒にお話しよ?たくさん話したいことがあるの!』
「あぁ、Aちゃ、「あら、善逸くん、10歳ほど歳が離れた幼い少女に慰められるなんて、情けないですね。そんなんで隊士は本当に任せられるんでしょうか」・・・うわぁぁああ!」
回復仕掛けていたメンタルを、お姉ちゃんがまた抉る。
私の下半身に抱きついたまま離れないお兄ちゃんの頭を右手で軽く撫でる。
さらさらとした綺麗な金髪が、指にほどける。
とか綺麗な文書いてみたけど、本心では今すぐ屋敷の中に入りたい。
寒いんだよ、はよ立てや。
『泣かないでよ、お兄ちゃん。ほら、立って?
中で暖まろう?』
「うんんん、Aちゃんが言うならそうするよぉぉおおお」
ズビズビと鼻を鳴らしながらそう言ったお兄ちゃん。
ゆっくりと立つお兄ちゃんに舌打ちをしそうになるが、やっとのところで止める。
お兄ちゃんの扱いにはもう慣れた。
『お姉ちゃん、中入らないの?』
「・・・はい、少し夜風に当たりたくて。
後で向かうので、先に行っていてください」
「後で向かう・・・!?」
ゆっくりと屋敷へと足を運ぶ私達とは反対に、その場に立ちつくしたままのお姉ちゃんに声をかけたが、どうやら本人は風に当たりたい、とのことで。
こんなに寒いのに。
私はそっか、と呟いて、お姉ちゃんの後で向かう発言に絶望した表情を見せるお兄ちゃんと再び歩き出した。
お姉ちゃんが切なそうな顔で私を見ているとも知らずに。
シリアス入りまぁ〜すハァート→←9話目でもうここに書くことがなくなった。
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。*千華*。(プロフ) - 煉獄瑠琉さん» ありがとうございます!頑張ります〜!! (2019年12月11日 19時) (レス) id: cfa3e83637 (このIDを非表示/違反報告)
煉獄瑠琉(プロフ) - 面白すぎて更新めっちゃ楽しみです〜!!頑張ってください! (2019年12月5日 22時) (レス) id: b1c8ebad14 (このIDを非表示/違反報告)
。*千華*。(プロフ) - 茶ノ木さん» 頑張ります! (2019年11月25日 15時) (レス) id: 948bd22a21 (このIDを非表示/違反報告)
茶ノ木(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2019年11月16日 16時) (レス) id: f9bcb48c31 (このIDを非表示/違反報告)
。*千華*。(プロフ) - 仮の姿を見てないさん» 待たせてすみません!笑頑張ります! (2019年11月10日 10時) (レス) id: 4d62586f09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リサ | 作成日時:2019年11月9日 12時