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私も蜜璃ちゃんの巾着に手を伸ばし、梅の簪を取り出した。




そして、私を見つめる蜜璃ちゃんの三つ編みの右の頂上部分に梅の簪を差し込んだ。




「蜜璃ちゃんも、すごくよく似合ってるよ」




私がそう言って笑いかけると、蜜璃ちゃんの頬はまた赤く染まった。



夕日に照らされた蜜璃ちゃんの顔は、凄く綺麗で。




蜜璃ちゃんが、すごく愛おしく見えた。




すると、蜜璃ちゃんが、私を優しく見すえ、ぽつりぽつりと言葉を零し始めた。




「Aちゃん」




「うん」




「私ね」





「うん」





「Aちゃんのことが好き」





「知ってる」






「初めてあった時から、ずっと好きなの」





「うん」






「あなたの優しさに触れる度に、ダメだって分かってるのに、あなたが好きって気持ちが抑えられなくなって」






「うん」






「困らせるって、思ってたのに、気持ちを、伝えたの」





「うん」






「断られるって、思ってた」






「うん」






「でも、こうやって私を受け止めてもらえて、本当に幸せなの」







「うん」








「ありがとう」






「……うん」





言い終わる頃には、蜜璃ちゃんは大粒の涙を目にためていて。



蜜璃ちゃんはいつからこんなに泣き虫になったの、なんて思いながら、羽織の袖で涙を拭ってあげた。





蜜璃ちゃんは鼻を赤くしてへへっと笑った。




私もそれに釣られて笑う。








「みんな、きっとわかってくれないと思う」






そう、蜜璃ちゃんは呟いた。








「なにが?」







「女の子同士、こうやって、すきあうこと。」






悲しそうに眉根を寄せる蜜璃ちゃん。




私は、蜜璃ちゃんの髪を優しく撫でた。







「蜜璃ちゃん、こんなに大きな覚悟を持って、私に想いを伝えてくれたんだね







すっごくかっこいいよ







だから大丈夫、みんな分かってくれるよ」








そう、目を瞑りながら言うと、蜜璃ちゃんは、またぽろぽろと涙を流し始めた。








「A、ちゃん、」






「なぁに?」






「っ、す、き」






なんでだろう。





初めは、女の子同士なんて、と思ってしまう私がいた。




でも、今は。





「私も、蜜璃ちゃんが好きでたまらない」




の。



ーーーーーー



字数…


展開早すぎ…すみません


イメ画…募集中です…


新作です
いつも笑顔な彼女の秘密。【竈門炭治郎】

愛羅@歌野同盟@friend ship様リク!蜜璃ちゃんと夢主ちゃんのハプニング→←七



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千華(プロフ) - 鴉玄さん» 私も書きやすいお話でした〜!!あと1話、2話で書き終わりますのでしばしお待ちを!他にも読みたいお話があればリクエストして下さいね〜! (2020年3月21日 8時) (レス) id: c4f4aba572 (このIDを非表示/違反報告)
鴉玄(プロフ) - 久々に読んでいて相変わらず尊すぎる…何気にリクエストした惚気嫉妬話が書かれている…だと!?ありがとうございます(語彙力) (2020年3月21日 3時) (レス) id: 436aae3705 (このIDを非表示/違反報告)
千華(プロフ) - すぴねるさん» ありがとうございます.......!! (2020年3月20日 22時) (レス) id: c4f4aba572 (このIDを非表示/違反報告)
すぴねる(プロフ) - もちろんです!この作品のために描いたものですので! (2020年3月20日 18時) (レス) id: ca174faec5 (このIDを非表示/違反報告)
千華(プロフ) - すぴねるさん» いえいえ、ありがとうございます!!本当に素敵なイメ画ですね...!!このお話の方で、イメ画が掲載されているお話を紹介させていただいてもよろしいでしょうか? (2020年3月20日 18時) (レス) id: c4f4aba572 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リサ | 作成日時:2019年10月20日 21時

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