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ページ10

『おめでとう』
「おめでとうございます!」


パクパクと朝食を食べる私と盛大に拍手を送る林さん。


「え、何この温度差」
『心をこめて言ったつもりだけど』
「全くこもってない」


つまらなさそうに文句を言って、残りの朝食を食べるハル。


『それで?』
「ん?」
『いや、会社設立したなら社長が必要でしょ?あなたと平君どっちが社長になったの?』
「俺とガク、どっちも社員。


俺らの社長は現役女子大生」
『はぁ?』


思わず持っていたフォークを落としてしまった。


『素人学生が社長って…あなた達正気?そんな会社不安しかないんだけど』
「と思うじゃん?これ見てみ?」


ほらと渡されたスマホ。画面に映っているのは女の子のキャラクター。


『何これ』
「AIのトリンリン。それで商品売ってんの」
『具体的にどうやって?』

「例えば…」

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作者名:みるくてぃー。 | 作成日時:2023年7月20日 3時

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