永遠の1pick ページ7
HJ side
いよいよ明日が最終発表の日。
自分がデビュー出来るかも大事だし
明日のステージも上手くこなさなければいけない。
辛く厳しい毎日だったこの長い生活が終わろうとしている。
101人の練習生とこうして集まるのも
明日が多分最初で最後かもしれない。
「ミンギュ」
mg「…ん、」
「そっち行っていい?」
mg「いいよ、おいで」
何故か眠れなくて反対越しにいるミンギュに
声をかければ眠そうな声で返事をした。
1人用のベッドに男2人が一緒寝るわけだから
狭いし今にも壊れそうなくらいギシギシと鳴る。
mg「下にいるスンヨニヒョン起きちゃう」
クスクスと笑ったミンギュと2人でベランダへと出た。
mg「ヒョンジュナ、」
「ん?」
mg「今までありがとう」
少し肌寒い夜空に頬をかすめる風が
僕たちを包みこむ。
隣でそう呟いたミンギュの横顔が一瞬、月の光に照らされて。
やっぱり僕の永遠の1pickだよ、ミンギュは。
なんて恥ずかしいから言わないけど。
「これからも、でしょ!」
mg「うん、そうだね。これからも、」
暗くて表情は見えなかったけれど
この時には何かを決心していたんだね。
君と出会えて本当に良かった、ミンギュ。
一緒にデビューしよう。
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作者名:tam | 作成日時:2019年10月2日 19時