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SY「あっ、ヌナ!どこにいたの?」


「ずっとここにいたけど?」


SY「え〜、スニョア達がヌナに会いたがってたから一緒に来て欲しかったのにぃ」


「ごめんごめん、後で挨拶してくるよ」





グッバイステージとなる今日に
カムバするセブチ先輩への挨拶し終え、戻ってきた。


ぞろぞろと部屋に入ってくるメンバー達の最後にドンピョの姿が見え、少し元気なさそうな様子が気になり声をかけたが私の方を一瞬みたものの返事することなく目を逸らしヨハンの元に向かっていってしまった。


スタッフに呼ばれ、待機場所へと向かうメンバーについていく私とヒョンジェオッパ。
すれ違う人達に挨拶をしながら向かえば既にステージを終えたSEVENTEENがいた。


近くにいたソクミンと目が合うと驚きと喜びが混じったかのような表情を見せた。


髪型やメイクのせいなのか、ほんとにあのうるさくて泣き虫なソクミンなのかと疑ってしまう。ごめん、決して悪口ではないよ。


元気?と声を出さず口だけを動かしたソクミンに小さく頷けば、俺も!と笑って小さく手を振ってくれた。


他のメンバーも気付いてはいるだろうが
お互いにそこは現場の空気を察して距離を置いた。





DP「Aヌナ」


ツンツンと私の洋服を引っ張るドンピョがいつの間にか隣にいて、何かあったかと尋ねればイヤモニを付けながらニッとイタズラな笑顔をみせて私の手を握った。





DP「最後のステージは僕だけみてて」





かっこよすぎて惚れたりしないでよ?とウインク付きでそう言ったうちのお姫様。







なんだ、あれは……あざとすぎないか……?
突然のことすぎて気づけばもうステージに向かっていたドンピョ。


ステージの上からもファンに手を振りながらたまにこちらを見てくる彼の言う通りにせざるを得ず、
最初から最後まで彼から目を離せずにいた。









DP「わーーーーっ!!!」


「…っと、」


バタバタと控室に勢いおく走ってきたドンピョは私にそのまま飛びついてきた。


DP「ヌナ見てた?!1位も取ったよ!!」


肩をガクンガクン揺らされながらおめでとうと伝えれば、ありがとう〜♡と愛嬌たっぷりこもった返事をするドンピョ。


1位という栄冠は本当に何よりも嬉しいこと。ドンピョだけではなく11人みんなにおめでとうと伝え抱きしめあった。


1日1日、一瞬一瞬がまさにフラッシュのように輝いていた愛しいメンバー達、お疲れ様。

・→←ソン・ドンピョ



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作者名:tam | 作成日時:2019年10月2日 19時

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