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鳴り止まないスマホの振動に耐えれなく
電源を切り、事務所に向かった。


迷いもせずこの事を知ってるであろう
男がいる場所へ一直線に進んでいく。







「やぁ、キムチ!」

K「キムチやめろ!キム・チスだ!」

「そんなことは知ってるからとりあえず説明してよ、」

K「そんなことって……お前なぁ、」

「いいから早く」

K「なんの話をだよ」

「知ってるでしょ、私の異動の話」




もったいぶられるのは嫌いだ。
知ってるならさっさと話してほしい。


けど表情も変えずハテナを浮かべるキムチ。




嘘でしょ…




「ごめん、今のは聞かなかったことn」

K「やぁ、A。お前異動すんのか?」




逃げようとするも腕を掴まれ
今度は眉間にシワを寄せ真剣な表情で私を見る。


知ってるのは社長だけか…

キムチなら知ってると思ったんだけどな。







キムチは日本でいう課長クラスの事務所の人間で私が入ってきた時からよくしてくれた。
最初の頃はオッパなんて呼んでたが今は友達のようにあだ名で呼んでいる(いつも怒られるけど)





K「なぁ、答えろよ」

「私もまだ詳しいことは知らないんだけど今度発表されるプデュのグループのマネージャーになるらしい」

K「お前が?」

「うん」






まじかよ…と額に手をあてそのまま動かないキムチに詳細が分かったら連絡すると言いのこし少し申し訳なさを感じながら事務所をでた。

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作者名:tam | 作成日時:2019年10月2日 19時

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