私達、シャドウサイドに来ました！番外編 (ページ19)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,262 hit

自然教室編Part8 ページ19

俺らは、自由行動を開始した。
自由行動と言っても、班で行動しなさいってやつだけどね。

ｸﾛｻ「さっきの話、結構興味深い内容だったなー」

ﾄｳﾏ「あの話…聞いたことあるよ。」

ﾅﾂﾒ「さすがはトウマ！」

こんな話をアキノリが聞いたら、『よぉーし！調べに行こうぜ！！妖怪探偵団として！！』とか言いそう。

ﾊﾙﾔ「お姫様…ね」

ハルやん？今…姫と…言った？

『お姫様…？』

ﾊﾙﾔ「その神社、少し見に行かない？」

俺が、ハルヤ君を執拗に見ていたせいか、急に態度を変えた。

もしかして、そのお姫様を調べる気なのか？

クロサを見ると、自然に目があった。

クロサも、今の姫発言を聞いたんだな。

ﾅﾂﾒ「そーだね！気になるし、見に行こっか！！」

という訳で見に行ったのはいいもの、

『神社しか…ねぇ。』

ﾄｳﾏ「月日が経ってるせいか、汚れとかも酷いな、、」

ｸﾛｻ「変なものが出そう」←

俺らが表現したように、神社は思ったよりも酷く汚れ、壊れていた。
その容貌からは、クロサの言うとおり変なものが出そうだ。

ﾅﾂﾒ「ちょっと皆、神社に対して失礼だよ！！
せっかくだしさ、お参りしようよ！！」

ごもっともな意見です。すみませんでした。

ﾊﾙﾔ「………」

ハルやんは、神社の奥を見つめていた。
なんか、この光景は絵になるぞ。さすがイケメン。

チャリーン

とりあえずお賽銭も入れておいた。

『特に…何も無いし…戻る？』

ﾄｳﾏ「そうだね。」

ｸﾛｻ「はーぁ…これから、下山という地獄が待ってるのか…」

クロサ、登山する前も同じことを言ってたね。

_____イカナイデ_____

ﾅﾂﾒ「ねぇ、今さ…イカナイデって…」

ﾄｳﾏ「僕も聞こえたけど…さっきの蜘蛛みたいなパターンだと思う…」

ｸﾛｻ「逃げた方がよくね？」

_____マッテ…_____

『嫌な予感しかしなぁ〜いなぁ★』←

俺らが走り出した先に、大きな木が出現し、通せんぼしてきた。

ｸﾛｻ「トオセンボンでもいるんじゃない？」

『あ、なつかし』←

という俺らに対し、

ﾅﾂﾒ「うぇっ！？」

ﾄｳﾏ「な、これは…！？」

ナツメちゃんとトウマ君の反応が、普通ですね。

すると、とても大きな気配を感じる。
それが、綺麗なものだったらいいけど、黒い、禍々しい気配だ…

立ち止まる俺らの前に、突如黒い塊が現れた。

『何コイツ！？』

ｸﾛｻ「じゃ、僕が…」

クロサが死神の鎌を出そうと手を伸ばすと、
そこから動かなくなった。

『…クロサ！？』