第30話「憑依」 ページ32
一方、トウマ達は謎の老婆に遭遇したり、奇妙なバスに乗り、タイムリープを繰り返したり…災難が続いたりしたが、どうにかクラネの谷の崖の上にまでたどり着いた。
ｱｷﾉﾘ「朱雀ー！！」
ﾅﾂﾒ「朱雀ー！！」
ﾄｳﾏ「朱雀ー！！」
ｹｰｽｹ「朱雀ー！！」
四人が一斉に朱雀の名を呼ぶが、それらしきモノは現れない。
すると、紺色の珍しい鳥が白い光を纏いながら、アキノリの方へと突っ込んでいった。
？？「さて、遊ばせてもらうか」
アキノリの目は、鋭く、緑色になり、赤い模様が浮かんだ。
ｱｷﾉﾘ「出てくるわけねぇだろ…」
ｹｰｽｹ「え？…わぁっ！？」
ケースケの目の前に、アキノリが急に出てきた。
ｱｷﾉﾘ「大体、ケースケ。お前、来る意味あんのかよ。」
ｹｰｽｹ「え！？」
ｱｷﾉﾘ「どぉーなんだよ！！」
アキノリはケースケを問い詰めるように近づく。その様子を見たナツメが、
ﾅﾂﾒ「ちょっと…どうしたの急に…？」
止めに入った。が、アキノリはナツメにも対し、
ｱｷﾉﾘ「お前もだよ。ナツメ。」
ケースケと同じような態度をとった。
ﾅﾂﾒ「えぇ？」
ｱｷﾉﾘ「お前がアシュラ豪炎丸の使い手をさっさと倒してりゃ、トウマやクロサ、メイを助けれた！！
…妖怪ウォッチを持っている意味があんのか？」
ﾄｳﾏ「おい、アキノリ…」
ｱｷﾉﾘ「うるせぇ！！元はといえばトウマ、お前がフドウ雷鳴剣を盗られたせいだろうが。どうなんだ！？」
ﾄｳﾏ「僕は…」
ｱｷﾉﾘ「お前があの占いの姉ちゃんの所へ行かなきゃ良かったんだ。
お前が撒いた種なんだ！！全部！！」
アキノリはそのままトウマを奥へと追い詰めていく。
ﾄｳﾏ「あぁ…そうだ…」
ﾅﾂﾒ「アキノリ！！いい加減にしなさい…」
ナツメがアキノリ達の方へ駆け寄ろうとすると、青白い風が吹き荒れ、ナツメが飛ばされた。
ｹｰｽｹ「姉ちゃん！！」
ｱｷﾉﾘ「…間違いだったんだよ。お前が妖怪ウォッチを手に入れたのも。フドウ雷鳴剣を手に入れたのも。一人ぼっちじゃなくなったのも！！
ナツメやクロサ、メイ…俺達に出逢ったのも！！
全部…間違いだったんだよ！！」
ﾄｳﾏ「違う…ちがぁぁああう！！」
トウマがそう叫んだ時、足を踏み外した。
全員が気づいた時には、もう遅かった。
トウマは何千メートルもあろう崖の上から、落ちていった。
ﾅﾂﾒ「トウマァァァァアアアア！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「トリップ」関連の作品
新田姉弟との非日常【呪術廻戦】
【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する ３９
兵長見守り日記〜私、モブに徹します。〜【リヴァイ夢】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちか - ごめん、クロサ姉、メイ姉のことなんだけど、何か言ってた？ (2019年5月18日 20時) (
レス) id: 61ed5c543e (このIDを非表示/違反報告)
ちか - ありがとう！！ (2019年5月12日 20時) (レス) id: 61ed5c543e (このIDを非表示/違反報告)
時宮クロサ(プロフ) - ちかさん» (*･∀･)ゞ了解!! (2019年5月12日 0時) (レス) id: b72d099556 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - うん、、、 でも、何か心配でさ、、 機会があったら、聞いてみて(;´･ω･) (2019年5月12日 0時) (レス) id: 61ed5c543e (このIDを非表示/違反報告)
時宮クロサ(プロフ) - ちかさん» あー多分彼女最近忙しくて占ツクとか来れてないのよ (2019年5月12日 0時) (レス) id: b72d099556 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さき松（クロサ）&萌衣*星衣兎 x他1人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2018年6月16日 12時
