その107〜（名前）side〜 ページ39
「姉さん！大丈夫！？」
トウマが心配そうな目でこちらを見ている。
『平気よ、ところでここは？』
「さくら元町だよ！姉さん、突然〃空から落ちてきた〃んだよ！？」
トウマがさりげなく爆弾発言をした。
...え？空から？
What do you mean?(何故英語)
「ところで姉さんどうしてここに！？」
『いや、何か知らんけどいつの間にか
ここにいたのよ。』
「そうなんだ…あ！そうだ！姉さん助けて！
ナツメが大変なんだ！」
『え！？』
普段冷静なトウマの顔が青白くなってる。
よっぽどの事があったっぽい。
「〃空亡〃っていう妖怪にさらわれたんだ！」
『！空亡！？』
「姉さん知ってるの！？」
『ええ、あたしも〃朱夏〃だからね。』
「え！？どういう事！？」
『詳しい事は後！
とりあえずナツメを助けるわよ！』
「あ、待って！」
あたしは走った。
なんとなくだけど
ナツメが何処にいるのかが分かる。
――――――
あたしとトウマはナツメが
いるであろう上空の真下に着いた。
『トウマ、貴方はアキノリ達と合流して！』
「え、姉さんは！？」
『あたしがナツメを助けに行く！』
「そんな！一人で行くなんて危険だよ！」
『大丈夫よ、あたしも朱夏なのよ？
空亡なんてぶちのめしてやる。』
「でも！」
『トウマ、あたしはね
あんた達に傷付いて欲しくないのよ。
相手はあの空亡よ？〃表〃でさえ苦戦するなら
トウマ達じゃ勝てないわ。』
「姉さん…。」
『…絶対、ナツメを取り戻してくるわ。
だから、〃お姉ちゃん〃の
言う事を聞いてくれる？』
「…うん、分かった。
でも、絶対無事に帰ってきてよ！」
『ええ、任せてちょうだい！』
さて、いっちょやりますか。
『…お願い、力を貸して！』
あたしは〃あの人〃に向けて呼び掛けた。
『【よかろう、手助けをしてやる。】』
あの人があたしに宿った。
『【まずは、空亡の元へ向かうとしよう。】』
そう言ってあの人はあたしの身体で空を飛んだ。
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黒紗（くろさ）(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！ (2020年8月15日 21時) (
レス) id: b72d099556 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - この作品大好きです！続き超気になります！更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年6月5日 15時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
黒紗（くろさ）(プロフ) - 美琴さん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: b72d099556 (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - めっちゃ面白かったです！（≧∇≦）更新がんばってください (2020年6月1日 20時) (レス) id: 991a5314ed (このIDを非表示/違反報告)
黒紗（くろさ）(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！亀更新ですがこれからも頑張ります！ (2020年5月31日 23時) (レス) id: b72d099556 (このIDを非表示/違反報告)
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