モノクロ【鈴屋什造】 ２

第５０話:クリスマス ページ1

１２月２４日


それは、たくさんの人がイエス・キリストの生誕日でありながらサンタのコスプレをしては家族と楽しむ日だ




「ハイセのとこでクリスマスパーティーです！」



「行きたーい！」




半兵衛を連れて2人は琲世の家へと連れて行けば大きなツリーが飾られておりたくさんの料理とケーキが並べられる




「こんばんわー！」



「よく来たのねAちゃん！什造くん！」


「ハイセ、トリックオアトリートです」



「はい？」




琲世からお菓子を受け取った後、什造はお皿に沢山ご飯を取れば美味しそうにモグモグと食べていた



「美味しい〜」



すると、インターホンが鳴ればやって来たのはアキラとなんと有馬である



「真戸ちゃん！と、有馬さん！」



「久しぶりA」



「久しぶりだな」





Aはたくさんの人に囲まれて楽しそうに話してると才子に肩を叩かれた




「Aちゃん、サンタ服着ようか」



「え…」







「あれ？Aの姿がありませんね〜」




什造は呑気にご飯を食べ、またご飯を取ろうとした時…



「皆さんお待たせしました！Aちゃんのサンタ服です！」



「露出高すぎ…てか、寒い…」



肩と腹と足を出し、恥ずかしそうにするA




「Aちゃん！似合ってるよ！」



「Aさん、似合ってます」




半兵衛と琲世はAを褒めるが、什造は目を見開いては褒めもせず固まるばかり…




「ど、どうかな？」




「…A…なぜ、お胸が大きくなってるんですか？？もう少し小さいのでは？」




首を傾げ困惑している什造の顔にAはイラっときたのか頰を膨らます



「鈴屋も分かっていないな、女心を」



「似合っているよ、A」



「ありがとうございます！真戸ちゃん！有馬さん！」




ニコニコと嬉しそうに笑うAに什造はAに上着を着せた




「寒そうなので着とくです」



「什造…？」





Aは大人しく什造の上着を着る



「もしかして…先輩ヤキモチを…」




「さぁ…どうでしょうね」





夜遅くまで、琲世の家にお邪魔をし什造とAは家へと帰った



「あー、楽しかった〜」



「A…」



什造は後ろから抱きしめAは一瞬の出来事に身を固める




「じゅ…ぞ…」



「プレゼントです」



ジャラッと可愛らしいネックレスをAの首につけた





「A…メリークリスマスです」

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