第３６話:聞く覚悟 ページ36
「遂にこの季節か…姉さんの仇とってあげるからね」
赤髪を揺らし1人の男が外へと歩いて行った
「ねぇ紅覇！」
「…」
ここ最近紅覇は何か思い詰めているようでぼーっとしていることが多くなった
「え、あっなにどうしたのぉ？」
「んー、最近元気ないなって思ったんだけど何かあったの？」
「別にぃなんにもないよぉ〜」
呑気そうな顔をしながら歩く紅覇の横顔を見つめながらAは何かに勘づきながら話題を変える
何かに悩んでるなら話しを聞いてあげたい
家庭のこと？それともまた別のこと？
「(もっと信用してほしいなぁ…)」
すると目の前にある男性が立ちはだかっていた
「久しぶりだな…練」
「お、お前は…」
「？」
するといきなり男は凶器を持ちAを狙い始めた
「A！！」
間一髪避けれてがとても闘える状態ではないと判断した紅覇は相手を突き飛ばしてAの手を引く
「ッッ…待てぇぇ！！！」
とても恨みが籠もった声で叫ぶ
一方紅覇は、避難の為自分の家に入れ自室に立て籠もる
「ごめん…変なのに巻き込んで」
「ううん、もしかして最近悩んでる事と関係あるの？」
「え…」
変なところで勘が鋭い
隠したくても隠しきれないな。。。
「うん、そうだよ。でも言えなかったんだ。
だって僕のせいで人1人死んじゃったからね」
「え…」
「その亡くなった人はさっきの男の姉なんだよ。
僕の中学の理科の先生で、初恋の人…」
口を一度閉じる紅覇の瞳を覗くようにAは見ると…
『これ以上聞く覚悟はある？』と聞いていた
「続けて紅覇」
キリッと覚悟を決めた瞳で紅覇と向き合う
「昔の僕はね…家庭環境とかもあってか酒やタバコ、女遊び、喧嘩。
好きなように荒れて荒れまくって家にも帰らず年も誤魔化してバイトをしてバイクを乗ったりして暴れてたんだ」
そうあれは中学2年の冬の始まり______________。
「紅覇〜。今日はなにする？」
ジュダルの声を聞いて紅覇は吸っていたタバコをポイ捨てしては反応する
「そうだなぁ。バイトもないし、女…漁ろうかなぁ」
「女もいいけど隣町の中学の奴ら喧嘩吹っ掛けてきてさぁ！」
「またぁ！？いい加減むさ苦しいの飽きたしぃ〜」
でも、人を殴るのは嫌いじゃない
だって人が苦しんで血を流してる姿を見ると興奮してしまうのだから
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七海(プロフ) - ニャー吉さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年4月8日 0時) (
レス) id: 41ee5ebaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ニャー吉 - 凄く面白かったです！！これからも頑張って下さい！！ (2017年4月7日 23時) (レス) id: 274ae07ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七海 x他2人 | 作成日時：2017年2月27日 1時
