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第26話:音 ページ26

「花火花火♪」


「はしゃぎすぎ、子供かよ」




走るAの手を掴み、落ち着かせてはゆっくり歩く紅覇



「場所が取られちゃう!」



「いけるよぉ〜」


そんな事を話すうちに花火が上がりAは空を見ると嬉しそうに花火を見上げる




「綺麗だね!」




ニコッとこちらを向くAに紅覇は顔を近づけてはほんの一瞬のキスをした



「どう?ロマンチックでしょ?」




「うん…」




さっきまで子供のようにはしゃいでいたAはこれによって大人しくなり顔を赤くさせる




やはり、女の子だなと紅覇を思わせた




「なに?もっとしてほしいの?」




「え…うん」





汗を流し顔を赤くするAに紅覇は胸を大きく鳴らして影に連れ出す




木の陰に隠れるようにAを攻めれば何回も何回もキスをした




「ん…」





「ッ…へーんたい」




「な!?」




「紅覇もじゃん!」と反抗すれば紅覇は頰にキスをしては優しく微笑む




暖かく細い指で額に流れる汗を掬ってはAの頭を撫でると嬉しそうにAも微笑み返した




「帰ろうか」



「うん!」





静かになった夜道



祭りの終焉を迎える音が響く




蒸し蒸しとする空間に鳴る蝉の声





「今日はありがとう」



「どういたしましてぇ〜」




これでバイバイかと思っていると突然紅覇が部屋に入ってきてはAに抱きついた




「紅覇!?」




「部屋…上がっていい?」




見つめる紅覇の瞳が熱を灯しAの心臓がうるさく鳴り響くばかり…




「姉ちゃん!なに、紅覇さん襲ってるんだよ!」



「はぁ!?そんなわけないでしょ!?」




苑が乱入してきた事によって2人は普通の体制に戻りお互い別れを告げた






「はぁ…危なかったぁ」




紅覇は自身の髪の毛をくしゃっと書き上げては下駄を鳴らし帰る





Aは浴衣を直し、お風呂に入っていた





「もし、あの時苑がいなかったらどうなってたんだろう」





想像するだけで顔が赤くなりAの頭の中はキャパオーバーになる




「明日…なんかあったっけ?」





お湯に響く水の波紋




湯による熱に任せ暫く瞳を閉じては水音が響く空間をAは堪能していた





「寝ちゃダメだ…」




お風呂から上がり、予定を確認するとある約束を思い出す





「あ…一週間後…紅覇とプールじゃん」





Aは自身の腹の肉をプニプニと摘めば焦りを覚えたのであった

第27話:ダイエット→←第25話:夏祭り



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設定タグ:恋愛 , 練紅覇 , 学パロ
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七海(プロフ) - ニャー吉さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年4月8日 0時) (レス) id: 41ee5ebaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ニャー吉 - 凄く面白かったです!!これからも頑張って下さい!! (2017年4月7日 23時) (レス) id: 274ae07ce4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七海 x他2人 | 作成日時:2017年2月27日 1時

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