第１８話:家族 ページ18
「…ごめん」
Aは同情をしたのか謝れば紅覇は微笑みながら首を横に振った
「謝らないでよ…昔のことだし…」
すると、ギュッと抱きしめられ紅覇の顔はAの胸の内に抱きとめられる
「A…？」
「今日の晩御飯は…あたしの家で食べなよ」
「そんなの悪いよ…Aのお父さんにはあまりよく思われてないし」
「いいから！食べるの！」
Aは真剣な顔で紅覇に頼むと紅覇は少し困っていれば突然部屋のドアが開き2人は驚いた
開けた人物はAの父親…
「紅覇くん…」
「は、はい…」
お互い緊張が走り唾を飲み込みジッとお互い見つめ合う
「今日、晩御飯食べて行きなさい」
ニコッと照れくさそうに笑う父親の顔にAは喜びドアを閉めた瞬間紅覇は嬉しそうに笑っていた
「あんた達ー！降りてらっしゃいー！」
「今行くー！紅覇も行こ！」
「…うん！」
2人は笑顔で階段を降りてはテーブルに着くと美味しそうなご飯に暖かい家族の笑い声
紅覇は幼い頃そういう経験を味わった事がなかったので嬉しさが込み上げていた
「さぁ、どんどん食べな」
Aの両親、弟の苑、そして優しく微笑むAと一緒に…
「いただきます」
食卓にならずご飯にそれに似合う笑顔で笑う家族団欒の姿
紅覇は少し泣きそうになったが涙を抑えては美味しそうにご飯を食べる
そして、暫くしては全員で「ごちそうさま」と声を揃えては片付けを手伝った後、紅覇は帰る準備をしていた
「今日はありがとう、楽しかったよ」
「こちらこそ！お父さんも紅覇のこと気に入ってたし、また遊びに来てよ！
よかったら苑の勉強も教えてくれたら助かる」
「A、教えるの苦手だもんねぇ〜」
「素直にバカって言えよ」
家の外まで出てはAは開き直り笑っていると紅覇はAを抱きしめる
「紅覇…？」
すると、涙を流す紅覇にAは目を見開いては優しく頭を撫でては背中をゆっくりさすってあげた
「今日がすっごく幸せで…楽しくてそれに羨ましくて…そう考えていたら涙が出ちゃった…」
「うん、紅覇がそう思ってくれて嬉しいよ」
Aは涙でぐしゃぐしゃな紅覇の顔を優しく包み込んではソッと触れる形のキスをする
「え…」
「驚いた？」
紅覇は驚いたせいか涙が止まり代わりに顔を真っ赤にしては暫くは立ち止まっていた
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七海(プロフ) - ニャー吉さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年4月8日 0時) (
レス) id: 41ee5ebaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ニャー吉 - 凄く面白かったです！！これからも頑張って下さい！！ (2017年4月7日 23時) (レス) id: 274ae07ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七海 x他2人 | 作成日時：2017年2月27日 1時
