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体育祭 ページ7

金田一「す、すげぇな!」


国見「こんな人居るんだ」


金田一「改めて全生徒が集まると恐ろしいな!」


影山「あ、及川さんと岩泉さん」



国見「相変わらずすげー人だかり」


金田一「岩泉さんが今にもブチギレそうだぞ」




国見「で、、いつまでしょぼくれてんだよ樋口」




『だって!!』



体育祭当日、私は前日の出来事にヘソを曲げている。それもそうだ、昨日話しかけてきた奴は静音とはちまき交換に成功したのだから


嬉しそうに私に「交換できました!あざっす!」とかふざけた事言いやがった。


金田一「ま、確かに少し頭にくるな」


『でしょ⁈私だって日々、ダイエットとかいろいろ頑張ってるのに!静音の美しさにかき消されているのか⁈』



国見「佐藤モテるもんな」


影山「そういやさっき、知らねー女子からはちまき交換して欲しいって言われて交換したんだけど、なんか意味あんのか?」




『…は??影山今なんて言った??』



金田一「おい影山!それは驚きだが今の樋口の前でその発言はアウトだろ!」



『ふざけてるのか?何も知らずに??交換???何もしなくても俺はモテますよアピールか??あぁ⁈』



金田一「国見!樋口なんとかしろ!影山お前一旦こっちこい!」



国見「え〜俺かよ」




影山「あ?おいちょっと引っ張るな金田一!」






国見「樋口〜影山居なくなったんだから暴れるな」



『離せ国見!今ここで離さない事を後にお前は後悔する事になるぞ!』


国見「厨二病みたいになってるから少し黙った方がいいよ」



なかなか離してくれない国見に諦めがつき、校庭から少し離れた静かなところに腰を下ろした




『はぁあ、静音も影山も国見も、みんな交換交渉縁談がきたのに、私と金田一だけじゃん!』



国見「その前に交換交渉縁談ってなんだよ」



『いっそのこと金田一と交換してこようかな⁈』


国見「はぁ、なんでそんなに交換したいんだよ」


『交換したいわけじゃないの、なんか、よく分からないけど悔しいの‼︎』



国見「つまりモテたいだけだろ」



『……私はなんてドス黒い女なんだ』




国見の言葉に今までの私の発言がどれだけどす黒いのか理解した



国見「今度は自虐モードか?」



『ま、自分が性格悪い事なんてとうの昔に明らかになった事だし』



国見「明らかになってたのかよ」



『もう気にしないよ、なんかすみませんでしたね』



国見「樋口」



立とうとして腰を上げた瞬間、国見は私の腕を掴んだ

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作者名:カリナ | 作成日時:2024年1月10日 1時

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