女の子と思われた歌い手は実は無気力系男子！？〜third season〜【歌い手】【男主】

無気力系男子 ページ17

貴方side




坂田｢君は…誰ですか？｣

貴方｢あ、えと……その……｣



僕はうらたさんに目で助けて！と訴える
それを見てなのか…



うらた｢そんな事はどうでもいいだろ？
俺達は行くぞ｣



そう冷たく3人に言い放った
……やっちまったぁ

僕がきっかけで浦島坂田船に亀裂が入るのはやだな…



僕は3人の近くを通った時に滝沢海斗です、と一応名乗っておいた

僕の腕を引っ張ってすたすたと歩くうらたさん



うらた｢ごめんね、あの3人が……
やっぱりテイさんは女として活動してるからこれ以上広まるのは駄目だと思って…さ｣

貴方｢いや、こちらこそ気を遣わせて悪かったと思う
僕の事を考えてくれてありがとう｣

うらた｢遅くなったら2人怒るからさ、早く行こうか｣



そう足を早めた……ら





志麻｢ちょ、酷くないうらたさん！！｣

うらた｢うわぁぁぁぁ！！｣

センラ｢お化けを見た反応みたいに…酷すぎやて…｣

坂田｢くっくっくwwwお、お化けwww｣

うらた｢おーまーえーらー！｣



3人が笑顔でこっちに走ってきたのだ
……そうだよな、そんな簡単なもので絆に亀裂が入る様な仲じゃないもんな



うらた｢本当ごめん……えーっと、海斗…くん｣

センラ｢ほんまにすまんのぉ、馬鹿達が｣

志麻｢馬鹿ってなんや！｣

坂田｢僕あほだし！馬鹿やないで！｣

うらた｢え、突っ込む所そこ？｣

貴方｢え、あ、あの…｣



やばいばいやばいやばい！緊張して言葉が出ないよ！どうしよう……



坂田｢あ、ねぇうらたさん！……と、えっと海斗くんかな？？｣

貴方｢あ、は、はい！そうです！｣

坂田｢ご飯食わせて〜っ｣

志麻｢うわ〜坂田図々しいw｣

センラ｢まぁ腹減ってますしねぇ｣

うらた｢……金｣

島坂船｢もっちろんですとも！！｣

うらた｢……ごめんね、テイさん
3人も増えちゃったけど、大丈夫？？｣

貴方｢はい、僕は大丈夫で…………あ｣



僕があ、と言ってうらたさんも気付いたようだ
誤ってテイと呼んでしまったのだ




志麻｢え、ちょ、テイ……さ……え、あの？？｣

センラ｢テイさんって……お、女の子じゃ……｣

坂田｢！？！？｣

貴方｢あー……ん''ん''っっ！……あー、あー……




こ、こんにちは、テイ……です｣




いつも生放送などで使うテイの声で紹介をした





3人は空いた口が塞がらないようだ


うらたさんは呑気に生でテイさんの声初めて聞いた、と呟いている





……またスーパーにもどなくちゃな

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