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「次の授業は…飛行術だね!」
『ヒ、コウ…?』
「飛ぶってことだ」

運動着に着替え3人は外に出た。武器を持ったままの彼を見てジャックは軽くため息を吐く。

「魔法は筋肉から!まずはグラウンド20周!腕立て伏せ100回!」

「…うっし、やるか」

やる気満々のジャックを横目で見て彼はバルガスの方に視線を向けた。またジャックに視線を向け、走り出しジャックの後を付いて行った。


「はっ…はぁ……」


走り終わると腕立て伏せを始める。彼はジャックを見て真似をした。


「はぁ…っ、ん………お前、全然息上がってねぇな…」
『?』
「いや、結構、つーか、かなり、体力あんだな」

細い彼の腕を見てジャックは不思議そうに見つめた。

「さぁ次は飛行術を始めるぞ!!」

Aは貰った箒を握り跨った。ぴょんっと飛ぶが何も起こらない。彼は軽く首を傾げた。

「大丈夫か?」
『…ミ゛〜ッ』

真っ白な髪の先を黒くし彼は唸る。

「落ち着け落ち着け、魔力がねぇから飛べねぇんだな…」

軽く考え込み小さく自分の箒を指さした。

「そんな飛びてぇなら…後ろに乗るか…?」

パッと顔を明るくさせるAを見たジャックは小さく笑った。

「これは危ねぇから──え」

彼の武器を持つとかなりの重さがあった。



「お前これ…」
『?』
「いや、なんでもねぇ」

グッと腕に力を入れ、自身の筋肉に触れた。


「もっと鍛えるか」


ジャックの箒に跨り軽くぴょんぴょん飛び回るAを見たエペルは軽く冷や汗を垂らした。

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アニキッズ - 最高❗ (5月7日 12時) (レス) @page25 id: e904a81891 (このIDを非表示/違反報告)
噂のキャンディー(プロフ) - すごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (2022年10月7日 22時) (レス) @page22 id: 97930f92c9 (このIDを非表示/違反報告)
スプラ3がやりたいニャンコ - 初コメ失礼します!ツイステとスプラトゥーンの小説すごく面白いです!これからも頑張ってください! (2022年9月25日 1時) (レス) @page22 id: 2531068b1e (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - スペシャルを使ってほしい!全部のスペシャルが使える設定を追加してほしいです!お願いします! (2022年9月12日 13時) (レス) @page9 id: d9fc6c506c (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - マジで面白い、早く続きみたい !!応援してます!!!! (2022年9月8日 16時) (レス) @page18 id: 1426b2c4da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きん | 作成日時:2022年5月20日 21時

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