今日から嫁、始めます【オリジナル・男主】

嫁8 ページ12

そこからは毎日お稽古ばっかり

だんすの舞い方、てーぶるまなー、挨拶の仕方、あと社交辞令。

覚える事があり過ぎて、正直てんてこ舞い。食事の時も常に2人が傍に居て違ったらやり直しさせられるし……！

燐とか、出来なさそうで凄い出来てるからなんか腹立つ！

だいぶ言葉も標準語化してきた。……多分。
たまに、わっちとか、ありんすとか使っちゃうし。

あー、もう、すっごい疲れる。

それにこの頃、体調悪いし。……ヒートが近いからかな？

だとしたら、まずいかも……。

薫様は毎日離れを訪れてくれるし、もう来ないように言っておくべきかなぁ。


貴「はぁ、ほんっ、と、なんか、ダル……」


身体が重い、どうしよう。べっとに寝て布団をかぶる。もう、夜の10時だし、雪と燐は寝てるよね……。


貴「っ……は、ぁっん……！ぇ？んぅ……！」


どうしよ。きちゃった。

ヒート。

きたらちゃんと2人に言えって言われたのに。それに、この時間帯って、薫様が……！

やだ、来ないでっ……

身体が熱くなって、火照ってきた。凄くαを求めてる。そうだ、薬っ……抑制剤があれば。

布団から抜け出そうとしたら、身体が布団に擦れて感じて動けなくなってしまった。

どうしよう、もう、自分でするしか……。

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