ショッピング ページ8
拓 ﾑｽｯ「お姉ちゃん」
『何？』
拓「何で俺のおらん間に3人と仲良くなってんの…！？」
『いや別に仲良くは……』
拓「名前で呼ばれとったやん！」
『川西は拓実とごっちゃになるし仕方ないかなって…』
拓「…俺はみんなのこともお姉ちゃんのことも好きやから仲良くなるのは嬉しいけど……ほんまに無理してない？」
『！』
拓「嫌なことは嫌って言っていいし、言いにくかったら俺が言うから。ほんまに無理せんといて」
『……ありがとね、拓実。でも、今回のはほんとに大丈夫』
拓「そう…？」
『うん。…心配かけてごめんね』ﾎﾟﾝｯ
拓「…お姉ちゃん、明日朝奨くんと純喜くん送るだけやんな？」
『ん？……そうだね…逆方向に行く子はマネージャーさんが送るって言ってたし…』
拓「俺、明日休みやから買い物行こ！日用品とかテーブルとか買わんといけんやろ？」
『…そうね……お母さんに送ってもらおうかと思ってたけどこの際買い換えちゃおっか。休みの日とか久しぶりやないん？私に付き合ってくれるん？』
拓「当たり前やん！」(お姉ちゃん1人で買い物させるの怖いし)
『…よし！じゃあ明日は仕事合間に拓とショッピング！！』
拓「おー！！」
『………平日なのに人多……』
拓「大丈夫？？」
『大丈夫…多分……』
すれ違う人に見られてる気がする
怖い
拓実は変装してる
私が変？
………もし私のこと知っている人だったら
ｸﾞｲｯ『わ！？』
拓「行こ、お姉ちゃん！マグカップ欲しいんやけど選んでや〜てかオソロにする！？」
『！…お姉ちゃんとお揃いなんて恥ずかしくない？？』
拓「全然！」
『…じゃ、私のは拓が選んでね？』
拓「任せとき！！！可愛いの選ぶわ〜」
拓「俺お会計してくるわ」
『！？何でよ、ほぼ私のやん』
拓「姉孝行させて！それに、レジ行ける？」
『…………待っとく…』
拓「やろ！？座っといて〜！」
…さすがにちょっと、疲れた……
……半年前まではスーツ着て、頑張って訛り直して標準語話しながら歩いてたんだけどなぁ
「………川西さん？」
『ぇ』
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作者名：はるさめ | 作成日時：2024年3月21日 15時
