ニート極めてたら弟に駆り出された件【JO1】 (ページ18)

今日:61 hit、昨日:111 hit、合計:49,579 hit

大学生ページ18

約8年前

拓「か…彼氏！？！嘘やろ！？お姉ちゃんが！？！！」

『し、失礼な…！私だって彼氏の1人や2人…………は嘘だけど、出来るわ！！』

拓「お兄ちゃん知っとったん！？」

「ん？うん。メイク突然し出したし…」

拓「い…嫌や、どこの誰！？！同級生？！！」

『そうやけど…もう、私行くから、お兄ちゃん拓静かにさせといて！！』

ﾊﾞﾝｯ

拓「お、お姉ちゃん！！」

「もうシスコン卒業しや」

拓「お姉ちゃんやってブラコンやん…！！！！！裏切り者ぉ！！！！！！」

「Aさ、ほんまに東京の大学行くん？」

『うん、推薦貰っとるし』

「…こっちじゃだめなん？？」

『こっちにおったらずっとみんなのこと頼って生きそうやし…頑張ってみたい。…ちょっと、離れ離れになるけど』

「…そんな顔せんといて！！俺の方が寂しいのに！」

『寂しがってくれるん？』

「当たり前やろ！…A、可愛いし狙われそうやん」

『何言うてんの！？』

大学生活は滞りなく進んで、あっという間に就職活動が来た

ﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯ

『もしもーし？…うん、そうそう、今日は休み』

《…結局さ、内定もらっとるとこにするん？》

『そうやね。こっちの生活にも慣れてきたし』

《大学生活だけやと思っとったのに…》

『ごめんて！でも、いっぱい帰りよーるやろ？』

《今はそうやけど、絶対就職したらそんなふうにいかんよ》

『そうかなあ…でも、私も行くし、会いに来てくれるやろ？』

《それはそうやけど！！》

『あははっ！』

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ『？ごめん、なんか来たっぽい…ちょっと待っとって』

《あ、俺もこの後予定あって行かんとやし切っとくわ！》

『そう？じゃあまたね』

…何か頼んだっけ？

ｶﾞﾁｬｯ『どちらさま…』

ｷﾞｭｯ『わっ！？…！た、拓実！？！！』

拓「来たで、お姉ちゃん！！」

『びっ…くりした！何で言ってくれんかったん！？おらんかったらどうしたんよ！』

拓「お兄ちゃんが今日はおるって言いよった」

『…確かにお兄ちゃんには聞かれたわ……何で急に？？』

拓「…報告？というか…話したいことあって」

『…？仕事きつい？？大丈夫？』

拓「いや、そういうんじゃなくて！…関係はあるかもやけど」

『何？？』

拓「…俺、アイドルのオーディション受ける」

『…………………………え？？？？？？』