ニート極めてたら弟に駆り出された件【JO1】 (ページ16)

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電話ページ16

純「いっぱい買ったなあ〜」

瑠「このコップ使うわ」

『結構いいよね。まだ時間あるけどどうする？？宿舎まで送ろうか？？』

純「ん〜もうちょいみんなでおりたいなぁ。カフェでも行く？？」

『あ、瑠姫くん1人で行けないもんね』

瑠「そんなに好んで行く感じでもないし…でも、いいね。お腹すいた」

『じゃあ近場のカフェを』

ﾌﾟﾙﾙｯ

純「電話？」

『ごめん、私だ…ちょっと出てもいい？？』

瑠「知り合い？」

『ううん、知らない番号。最近よくみんなの仕事関係からもかかってくるから…もしかしたら蓮くんと拓がもう終わったのかも。…はい、川西です』

純「蓮くんたちやったらマネージャーが連絡しそうやけど」

瑠「な。まぁ、俺らはカフェ探すか」

『………ぇ』

やめて

《もし、空いとる日があったら》

『き…聞きたくない……』

「「？」」

《ごめんって。俺が間違っとった…やっぱAしかおらん》

『わ、たしが…どれだけ……！』

やめてよ

もう私は、前に進んでるのに

瑠「…A、電話中ごめん。大丈夫？」

『っ！』

知られたくない

この人たちになら話してもいいと思った

大丈夫だと思った

でも、実際こうして思い出してしまうと惨めで仕方がない

純「汗やばいで…どうしたん？詐欺とかやなくて？？代わろうか？？」

《…男の声？》

『も…もう、かけてこないで』

ﾌﾞﾁｯ

『………っはぁ…はぁ……』

瑠「！純喜、水買ってきて！」

純「分かった！！！」ﾊﾞﾝｯ

前を向いてた

向きたかった

このまま、みんなと頑張りたかった

何であんなことをしておいて連絡してこれるの？

怖い

人間ってなんでこんなに…

ｷﾞｭｯ『っ！』

瑠「どうした？話して楽になるなら、話したらいいし、余計にしんどくなるなら何も言わなくていいから手だけ握らせて」

『……な、んで私なんかに』

瑠「友達じゃん」

『！！』

瑠「…大丈夫。1人じゃないよ」

あの時は、1人だった

誰にも相談なんてできなかった

……今は

ﾊﾞﾝｯ瑠「うわっ」

純「Aちゃん、水・お茶・りんごジュースの中から選べるで！！！飲める！？！」

瑠「もっと優しく開けろよ…！」

『…ありがとう、2人とも……』

「「！」」

『みんなに会いたい』