ニート極めてたら弟に駆り出された件【JO1】 (ページ15)

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昔の話ページ15

蓮「じゃあ、行ってきます！純喜、Aちゃんに迷惑かけるなよ〜」

拓「行ってきます……お姉ちゃん、周りの人間はみんなジャガイモだと思うんやで！！瑠姫くん、お姉ちゃんをお願いします。純喜くん、あんま目立つことせんといてくださいね」

瑠「はーい」純「俺だけ扱い雑やな！！！！」

『あはは…行ってらっしゃい。2人とも行きたいところある？？』

純「俺はただ楽しそうやから着いてきただけやし、Aちゃんが好きなとこでええよ！！」

瑠「俺も」

『瑠姫くん雑貨屋さん行きたいって言ってなかった？』

瑠「えっ…………お、オススメのとこで」

『ふむ。…じゃあ、出発しまーす』

純「おー！！」

『2人ともちゃんと変装はしてね…？あと声は控えめに』

瑠「大丈夫、俺って分からないでしょ？」

『瑠姫くんは確かに分からないけど…………純喜くん』

純「任せといてよ、変装グッズ持って来てん！！車出る前に付けるから！！」

不安だなあ……

『………ちょ、ちょっと力入れすぎじゃない…？』

瑠「ふ………くっ……」

純「分からんやろ？？」

『いやほんとに純喜くんだとは思わないけど、ちょっと変な人だとは思うよ』

瑠「そ、そのアフロはいらないだろ……………」

純「あ、これがいらんか！！」

『それがいいと思う……』

純喜くんってほんと不思議な人だな…

瑠「…こんなところに雑貨屋あったの知らなかった」

『ほんと？？ここ可愛いんだよ』

純「…Aちゃん詳しない？？」

瑠「！純喜」(多分東京のことは…)

『私、東京に住んでたの』

純「え、そうなん！？」

瑠「！」

『大学もこっちでね。就職も結局東京だったから…7年ちょっとくらいは住んでたのかな。…色々あって仕事辞めて、結局地元に帰っちゃったんだけど』

…何だかもう、みんなには話せるかもしれない

この人達は、私がどんな人間でも受け止めてくれそうな気がするんだ

純「そ…そうなん！？！じゃあ瑠姫とすれ違っとったかもやん…！！！！」

『！…あははっ確かに！！』

純「やんな！？！」

瑠(…純喜がいてくれて良かった。こんなピュアに聞ける人なかなかいないよな)

『瑠姫くん、見ないの？』

瑠「見る見る。何か欲しいのあったら入れていいよ」

純「カッコよ！！Aちゃん、俺のカゴもいっぱいにしてええから！！」

『えっそれは遠慮しとく…』