歓迎会 ページ12
１ヶ月後
拓「…」
蓮「拓実？行かんの？？」
拓「…瑠姫くんとお姉ちゃんが明らかに楽しそうに話しとるから…！！！！」
『じゃあ…好きな食べ物は？？』
瑠「肉とかピザとか…ハンバーグは結構雑誌とかでも好きって言ってる。Aは？？フレンチトースト？」
『フレンチトーストは美味しいけどそこまでかなぁ。パッと思いついたのはいちご？』
瑠「いちご、拓実と一緒だ。今度さ、いちごめっちゃ美味いの買ってくるからハンバーグ作って欲しいんだけど…」
『！いいの？！』
瑠「いや、逆に俺がいい？って感じなんだけど」
『全然いいよ！だって私と拓実の分と一緒に作ればいいだけだし…嬉しい、ありがとう瑠姫くん』
瑠「うん」
ｳｨｰﾝｯ 拓「おはようございまーす」
蓮「おはようございます！」
瑠「！おはよう」
瑠姫くんとはだいぶ話せるようになった
初めはお互いほんとに目も合わせられなかったけど、質問し合ったりしてたら自然と仲良くなれた
仕事も慣れてきたし、順調だとは思う
『…今日って3人だけでしたっけ…？』
蓮「いや……純喜か」
拓「もう時間なるで」
瑠「出していいよ」
『え』
蓮「行け行け〜！！」
『で、でも』
拓「遅れた奴が悪い！！」
『…もうちょっと……』
瑠「あ、来た」
純「はぁ……はぁ…危なかった！！」
蓮「遅刻！」
瑠「アウトだから」
純「！？待っとってくれたん！？」
拓「お姉ちゃん優しすぎやで！！」
『遅れたと言っても数十秒だし…出発しますね』
蓮「感謝しろよ〜」
純「今度何かします…！！！！」
『い、いらないです…！』
蓮「だいぶ元気になったんじゃない？」
純「ほんまそう！瑠姫凄いなあ」
瑠「俺ただお喋りしてただけだけど…やっぱ、拓実の言うように本当は明るい子なんだろうなって思うよ」
拓「でしょ？でも…良かったです。家族以外に話せる人が出来て。弟には知られたくないこととかもあるかもしれないし」
瑠「…１回、歓迎会でも開く？」
蓮「歓迎会？」
瑠「もう1ヶ月経つけど、俺らもお世話になってるし…好きな物頼んで。多分、Aもみんなと仲良くなりたくないわけじゃないと思うんだ。たまにメンバーの話聞かれたりするし」
純「そうなん！？」
拓「…みんながいいなら」
蓮「当たり前でしょ。後でグループに送っとこうな！」
拓「！ありがとお！！」
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作者名：はるさめ | 作成日時：2024年3月21日 15時
