ニート極めてたら弟に駆り出された件【JO1】 (ページ2)

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お姉ちゃんページ2

『ほんま無理、ほんまに…拓、お姉ちゃん無理なんよ……』

拓「…俺、お姉ちゃんとまた一緒におれるって思って嬉しかったのに」

『ｳｯｯ』

こ、こいつ……私がその顔に弱いって分かってやってるな…！？！！

拓「着いたから、とりあえず行こ！な？今誰もおらんし！！」

『………拓が隣にいてね？』

拓「！当たり前やん！！」

『あんた………冷蔵庫物入っとらんけど…？』

拓「料理無理やもん」

『………心配になってきた……』

拓「お姉ちゃんのご飯食べたい！」

『食料ないやん…』

拓「これからいつでも行けるやん！」

『！…』

……ドライバー、ねぇ…

専属っていうことは普通の外の仕事に比べて人と話す機会は少ないとは思う

…母さんたちにも心配かけてるしそろそろ本気で探さないと…とは、思ってはいたけど

……………拓実もいるし部屋もわざわざ探しに行く必要ないしそんなに悪い話ではない…………というか、良い話すぎる

拓「お姉ちゃん？」

でも

JO1の10人と同じマンションでその人たちを乗せて運転しろ？？？？

絶対無理なんだけど事故ったら終わりやん……

拓「…まだ悩んどる？」

『…』

拓「無理は絶対して欲しくない。お姉ちゃんがほんまにやりたくないんやったら、強要せんよ。でも…お姉ちゃん、家におる方がしんどいんやない？？」

『！！』

…はぁ

『分かった、分かったよ。JO1のメンバーを言われた場所に連れていけばいいんやね？』

拓「！ほんまにええの！？！」

『…私もそろそろ、こもってられないなと思っとったから。またこっちで暮らすことになるなんてね』

拓「うれし〜！！これからは一緒やんな！」

『………………JO1とその関係者に挨拶しないといけないって考えたら気分悪くなってきた……』

拓「！？今日はもう休んで！あ、でもお姉ちゃんの部屋まだベッドないからここで寝て！」

『ありがと…』

…拓実がこんなに近くにいるの、久しぶりだなぁ

『……拓』

拓「ん？」

『…ありがとね』

拓「何が？？」

『何でも』

拓「何やねんそれ！」

多分、自分じゃ進めなかった

拓実が近くにいる

お姉ちゃんなんだから、かっこ悪い姿は見せられないよね