この恋が叶うわけない【ハイキュー】 (ページ3)

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𝕐𝕠𝕦𝕣 𝕤𝕞𝕚𝕝𝕖 ページ3

黒尾「おはよー、おジョーサン、眠そうですね笑」

A「当たり前！朝だもん…」

黒尾「胡桃の朝寝坊の癖、早く直した方がいいと思う、笑」

A「直したいけど直せないの笑！」

ｶﾞﾁｬ

あ、研磨ん家のドア開いたじゃん。

孤爪「…くぁ……。あ。 A、おはよ…」

A「研磨！おはよう！」

黒尾「研磨、俺は…笑？」

孤爪「……今日も寝癖すごいね」

A「ﾌﾞﾌｯwwwww」

黒尾「挨拶の話だわ！コラ、A‼︎ 笑うな！」

ポンっと優しく手が置かれる。

そんな男の子の大きな手に、安心してしまうのと同時に、ドキドキが収まらなってしまう。

あぁ、もう。好きだなぁ…。

実は私、小さい頃からクロのことが好きなんだ。

10年間想いを拗らせて…、我慢して、ちゃんと、今日も幼馴染をしてる。

でも、叶わぬ恋だと自覚している。

だってクロには＿＿＿＿＿＿＿＿

姫川「あ。鉄郎くん、おはよう！」

黒尾「お、姫川。おはよ」

好きな人がいるんだもん。

姫川香ちゃん。

超絶美少女で、運動も出切る、勉強も出来る。

完璧な女の子。

香ちゃんと話す時、クロは、わたしに向ける目と、全然違う目をする。

恋してるんだよね。

本当は今すぐにでも想いを伝えたいけれど、幼馴染っていう関係が壊れてしまうんだ。

どういう選択をしても…。

だから私は、その飾らない君の笑顔に、微笑み返す。

もちろん＿＿＿＿＿＿＿＿……

　幼馴染として。