第10話 ページ10
翌日
目を覚ますと、すでに辺りが明るい。
流石に2時に眠りについたのは良くなかったか、と少し反省して、ベットの脇に置いてある時計を見た。
『え？12時！？』
確か合格発表の開示って12時半までだよね。
訂正、良くなかった所ではなかった。
『あと15分だと』
急いで支度を終わらせ家を出たが、現在時刻は12時15分。間に合うかは微妙な時刻だ。
無駄に長い坂を登るとようやく城が見えてきた。まだ人がいるようだから、合格発表は終わってなそうだ。
乱れた息を整えながら、門の前に貼られている合格者一覧を眺める。合格に関しては心配する必要はない筈だが
『合格者に名前があった時の喜びは1度味わっておきたい』と呑気な元幹部は、帰ろうとしていた足を止め門に目を向けた。
すると、前にいた青色の瞳と目が合った。
その瞬間、探しものを見つけたかのように、にこにこと此方に走ってくる彼。
きん「君さ、A・エイベルで合ってる？」
『え？はい』
話しかけられたんだけど。
というか、何故きんときが私の名前を知っている？
きん「君特待生でしょ？毎年、特待生って結構迷うんだけど今年はあっさり決まったんだよね。珍しくてすぐ名前覚えたw」
あー、そういうことね。特待生制度実施されたんだ。私がアイデア出した時は全員に猛反対した癖に。ていうか、心の中読まれすぎてて怖いんだけど。
『そうなんですね。』
きん「エイベルって、ここに来る前我々国さんにいたんでしょ？軍にでも入ってたの？」
『いえ、入隊試験が受けられる歳でも無かった為、入ってはいませんでした。』
うわ、一見普通の他愛の無い会話だけど、確実に怪しまれてるやつじゃん。もう、経緯は調べ済みってことか。流石、白尾国。
きん「へぇ〜、凄いね。でさ、」
でも、きんさん露骨すぎるよ？これ以上変に詮索されても困るし、この辺で切り上げよ。
『お褒め頂きありがとうございます！きんとき様とお話ができて光栄でした。では、失礼致します。』
明るい口調で、でも強引に話を切り上げる。
帰ろうとする私をきんときが止めた。
きん「いや、君には用事があって声掛けたから。総統室、行くよ。」
え？何言ってるのこの人？
『え？』
きん「総統命令。来ないっていう選択肢はないよ？」
＿＿＿＿＿＿＿＿_____
生存報告を。
すみません、今絶賛テスト期間で更新が遅れてます。
長期戦になりそうですが、10月の初旬には必ず更新しますので気長に待っていて下さい。
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りな(名前)(プロフ) - 来月中には更新できると思います。気長にお待ちいただけると幸いです、、！ (4月24日 22時) (
レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - クラフティアさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！本編が終わり次第、全ルート書ければなと思います。これからも自分のペースで更新していきますので、暖かい目で見守って頂けると嬉しいです🙇🏻♀️ (12月22日 22時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
クラフティア(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。選択肢全て面白いので出来ればifルートの形などで全ルートを読んでみたいです。更新楽しみにしてます！ (12月22日 17時) (レス) @page13 id: 9a937b7232 (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - 明日更新します。遅くなってしまってすみません。 (12月19日 21時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - くりぃむパンさん» ありがとうございます！テスト頑張りますね。更新も早めに出来るよう努力します！ (9月15日 22時) (レス) @page10 id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな(名前) | 作成日時：2023年8月18日 23時
