第9話 ページ9
きん「よーい、始め！」
シャケの戦い方は、よく知っている。
きっと、前世で1番模擬戦をしたのはシャークんだ。
前は互角だったが、2年経った今何処まで私の攻撃は通用するだろうか。うわっ、楽しみ！！
シャケは、後半になると相手の短所を理解して厄介になる。初手で潰すのが妥当だろう。
『じゃ、失礼します〜』
数秒にして、シャケと距離を詰める。首にナイフを当てようとするが、すぐに弾かれた。
やっぱり、シャークんは凄い。この数秒で瞬時に状況を理解して、適応している。流石は最高戦力だ。
いや、感心している場合じゃない。
シャケの気配が目の前から、上に移った。
空中戦か…。空中は身動きが取りずらい。前までのシャークんならあまり好まない戦法だった筈なのだが。
『まぁ、いっか』
宙を舞うシャークんに標準を合わせ、銃を打つ。少し計算までに時間が掛かった。やっぱり銃の腕は落ちてる。
心臓を狙った筈なのだが、右腕に当たってしまった。
『ありゃ』
模擬戦用のゴム製の銃弾では、腕に当たっても正直意味が無い。その間にもシャークんが距離を詰める。
『うわ、ちょっと待って』
シャケのナイフが首に当たる寸前で、弾き返す。
危なすぎるって、え、怖！？
シャ「お前、エグいな」
シャケからエグい頂きました〜！
ん？待ってそんな笑顔で切り付けようとして来ないで？
んー、これじゃ、消耗戦だ。先に体力が尽きた方がやられる。勿論、私はシャケより体力が無い。
もう、こうなったら一か八か攻めるしかないじゃん。
ナイフを弾いて、一気に距離を空ける。
きっと、シャークんはまだ気づいていないのだろうが、シャケはナイフを振り上げてから、一瞬だけ隙が出来る。
そこを狙う。もう体力も無い。外せない。
シャケがナイフを振り上げた。
重心を低くして、シャークんの心臓めがけてナイフを当てた。つもりだった。
次の瞬間ひんやりとしたものが首に当たる。負けたか…。
きん「シャケの勝ち！」
シャ「GG、惜しかったな。お前……いや、んなわけねぇな。絶対俺の隊入れよ！」
『お褒めに預かり光栄です。是非』
何か言いかけたような気もするが、バレて無さそうだしよしとしよう。次は勝つからね。シャークん
兵士「これにて、軍入隊試験を終了とする。結果は後日、城の門の前で発表する、以上」
いつの間にか、入隊試験は終わったらしい。
帰って、アイス食べよ！そんな呑気なことを考えながら、元幹部は城を後にした。
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りな(名前)(プロフ) - 来月中には更新できると思います。気長にお待ちいただけると幸いです、、！ (4月24日 22時) (
レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - クラフティアさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！本編が終わり次第、全ルート書ければなと思います。これからも自分のペースで更新していきますので、暖かい目で見守って頂けると嬉しいです🙇🏻♀️ (12月22日 22時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
クラフティア(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。選択肢全て面白いので出来ればifルートの形などで全ルートを読んでみたいです。更新楽しみにしてます！ (12月22日 17時) (レス) @page13 id: 9a937b7232 (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - 明日更新します。遅くなってしまってすみません。 (12月19日 21時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - くりぃむパンさん» ありがとうございます！テスト頑張りますね。更新も早めに出来るよう努力します！ (9月15日 22時) (レス) @page10 id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな(名前) | 作成日時：2023年8月18日 23時
