第17話 ページ17
総統室から、訓練場まで続く階段を一気に駆け降りる。
幹部全員を相手にするならば、遠距離と近距離どちらも使えるひらけた場所の方が有利だ。
廊下の窓を割って、訓練場に飛び降りた。
『あちゃー、絶対怒られるじゃん。これ』
まっ、いっか。と割れた窓を見上げながら呑気な幹部は考える。
『全然追ってこないし…つまんなーい』
いっその事もう１回総統室爆破してやろうか。
そう思った瞬間水色の彼の声が城に響き渡った。
なか「侵入者が逃走中。全兵士戦闘態勢に入れ！！」
その言葉を聞いて、一般兵も直ぐに戦闘態勢に入った。
一瞬にして空気が変わった。建国からまだ数年も経っていないこの国が三強国とも言われるようになった理由。
『へぇー、面白いじゃん』
シャ「お前、ヤバいだろ。面白いか？この状況」
気持ち悪そうにこちらを見るのは緑色の彼。
どういう意味だよ！！！
きり「こーいう意味だよ。」
首元に剣が当てられた。勢いよく振り向く、いつから。気配は感じなかった。
ぶる「全然追ってこないし。つまんなーいから。」
最初からじゃん、幹部って怖い。
『殺されますでしょうか？』
A・エイベルTheEND
きん「まぁ、話聞きたいから。選ばせてあげるよ。此処で洗いざらい話すか、牢屋で話すかどっちがいい？」
ニコッと笑顔で聞く彼は狂気の沙汰でしかない。
どっちも嫌です。捕まるの早すぎでしょ。
ぶる「ねぇ、君ほんとに何しに来たの？」
『はい？』
普段ふわふわした雰囲気を纏う彼だが、こういう時1番鋭いのはぶるーくだ。
なか「総統である俺を殺す機会なら、軍入隊試験の時からいくらでも転がってた。シャケと互角のお前ならさっきの混乱に乗じて俺の首を取ることぐらい容易かった筈だろ？」
水色の総統も続けて言う。
なか「つまりお前の目的は俺を殺すことじゃない。ねぇ、君は何しにここにきたの？」
子供のように、こてんと首を傾げるなかむ。
やっぱ、鋭いな。敵わないや。
フードをとって顔を見せようとしたその瞬間だった。
火薬が燃えるような微かな音と、硝煙の匂いが鼻を刺す。
こちらを取り囲む中、怪しげな動きをする一般兵が目に入った。
『最悪のタイミング』
きり｢は？なに｣
『逃げろ！！』
きりやんの声を遮るようにして、大声で叫ぶ。
幹部や一般兵も爆弾の存在に気づいたのか、素早く遮蔽物の中に隠れた。
あの、軍服はA国の物か。
つまりこれはA国からの｢宣戦布告｣だ。
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りな(名前)(プロフ) - 来月中には更新できると思います。気長にお待ちいただけると幸いです、、！ (4月24日 22時) (
レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - クラフティアさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！本編が終わり次第、全ルート書ければなと思います。これからも自分のペースで更新していきますので、暖かい目で見守って頂けると嬉しいです🙇🏻♀️ (12月22日 22時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
クラフティア(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。選択肢全て面白いので出来ればifルートの形などで全ルートを読んでみたいです。更新楽しみにしてます！ (12月22日 17時) (レス) @page13 id: 9a937b7232 (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - 明日更新します。遅くなってしまってすみません。 (12月19日 21時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - くりぃむパンさん» ありがとうございます！テスト頑張りますね。更新も早めに出来るよう努力します！ (9月15日 22時) (レス) @page10 id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな(名前) | 作成日時：2023年8月18日 23時
