第15話 ページ15
na side
『そう、彼奴はほんとに良い奴だった。君さ、口調、声の高さ、戦闘姿勢。Aによせてるでしょ？入った瞬間驚いたよ、気配までAそっくりだ。ねぇ、俺たちの弱味に漬け込んでどーいうつもり？』
予想外の質問だったから目を見開き、何か考えるように黙り込む彼女。
これはもう当たりでいいだろう。
きんときに目で促して、捕らえるように指示をする。
きん｢で、君はスパイなの？｣
最期にというように、きんときが質問した。
もうここまで詰められれば、言い逃れは出来ない。
首元には斧が当てられ、幹部全員が殺気を出している。この状況下で、エイベルは面白そうに笑った。
｢一番尾も白いヤツでしょ！｣
彼奴がそう言い放った瞬間、閃光弾が目の前に投げられる。
…は？何が起こった。
フードの中に隠していた？いや、それならきんときが気づかない筈ない。しかも、この総統室はこの城の中で一番という程に厳重に造られている。
それを突破するなんて並大抵の事ではない筈だ。
なんで？そう考えていると、今まで一言も言葉を発していなかったシャークんが失望した顔で剣を抜いて、エイベルの首に当てていた。
それを、軽々と弾き返すエイベル。シャークんとはほぼ互角に等しい。美しい戦闘態勢、優れた技術。間違いなく、どこかの幹部だろう。
いや、見入っている場合では無い。もし相手が幹部なら確実に目的は俺だ。一刻も早く戦闘態勢に入らなければ。
鞘に手を伸ばして、愛剣を引き抜こうとした。その瞬間総統室の扉が蹴り飛ばされる。
ぶる｢ちょっと、逃げるの？｣
逃走しようとする侵入者に、圧をかけるようにぶるーくが言う。
A｢悔しかったら、捕まえてみなよ！幹部様w｣
この状況が圧倒的に不利ということは相手も分かっているのだろう。ぶるーくの煽りには乗らず、総統室から出ていく。
シャ｢うわっ、煽られたんだけど。｣
きり｢俺らが出るのなんて久しぶりじゃん。楽しもうぜ！｣
久しぶりの手応えのある敵を見て、楽しそうにきりやんが言った。
『俺、放送してくるわ』
そう言って他の幹部に侵入者の追跡を任せ、情報室にあるマイクを手に取る。
『侵入者が逃走中。全兵士戦闘態勢に入れ！！』
俺の一言で、城が一気に戦闘態勢に入った。
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りな(名前)(プロフ) - 来月中には更新できると思います。気長にお待ちいただけると幸いです、、！ (4月24日 22時) (
レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - クラフティアさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！本編が終わり次第、全ルート書ければなと思います。これからも自分のペースで更新していきますので、暖かい目で見守って頂けると嬉しいです🙇🏻♀️ (12月22日 22時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
クラフティア(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。選択肢全て面白いので出来ればifルートの形などで全ルートを読んでみたいです。更新楽しみにしてます！ (12月22日 17時) (レス) @page13 id: 9a937b7232 (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - 明日更新します。遅くなってしまってすみません。 (12月19日 21時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - くりぃむパンさん» ありがとうございます！テスト頑張りますね。更新も早めに出来るよう努力します！ (9月15日 22時) (レス) @page10 id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな(名前) | 作成日時：2023年8月18日 23時
