第14話 ページ14
na side
『ぎりやーん！書類終わんない』
机の上に山積みに置かれた書類を見て、ため息をつく。
きり｢だから、我々国さんの外交行く前に、書類終わらせとけって言っただろ！｣
呆れたようにきりやんが言った。
くそ、手伝う気は無いな…
そもそも、あんなに食べて欲しそうに見つめてきたスイーツが悪いんだ。
『スマイルー、お菓子頂戴』
隣で報告書を書いているスマイルに言うと、バシッと頭を叩かれた。
すま｢お前、この前の健康診断ヤバかっただろ。暫くは甘味禁止な。｣
『え、まじで！？』
糖分は考えたら消費されるもんなんだよとスマイルに抗議する。
すま｢お前、そもそも｣
きん｢なかむ、入るよー！｣
スマイルの話を遮るようにきんときが声を掛けた。
『はーい』
そういえば、今日A・エイベルを呼び出したな。
45度に腰を曲げて入ってきた彼女に驚く。
『最敬礼』
しかも、綺麗な最敬礼だ。何十年務めてる奴がやっても角度が悪くて毎回きんときが注意してるくらいなのに。
そして、此奴が纏う雰囲気。
何処と無くAに似てる。声のトーン、喋り方の癖多少変えてはいるようだがAそっくりだ。
｢お初にお目にかかります。nakamu様、皆様。我々国から参りましたA・エイベルと申します。新兵として精一杯努めてまいりますので、｣
『あー、そういうのいいから』
台本に書かれたような挨拶。正直興味は無い。
ぶる「で、単刀直入に聞くけど、君何者？」
ぶるーくが質問を始めた。
続くように、皆が質問をするがはぐらかすだけで埒が明かない。きりやんが銃を取り出したり、殺気を出したりしているが、気づいているのかいないのか反応する気配は無い。
ぶる｢バイオリンね〜。どーするなかむ？頑なに口割らないし拷問室連れてく？｣
『いや、いいよ。エイベル。俺さ、君に期待してるんだ。知ってると思うけど、3年前白尾国はシャケに次ぐ最高戦力だった幹部を1人失った。』
ここで、Aの話題を出して揺さぶるか。
これで動揺でもすれば観光客確定で良いだろう。
｢存じております。確かA・クラウン様ですよね？｣
一瞬躊躇ったが、何処か懐かしそうに答えるエイベル。
微妙だが、少し揺らいだのを俺は見過ごさない。
『そう、彼奴はほんとに良い奴だった。君さ、口調、声の高さ、戦闘姿勢。Aによせてるでしょ？入った瞬間驚いたよ、気配までAそっくりだ。ねぇ、俺たちの弱味に漬け込んでどーいうつもり？』
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りな(名前)(プロフ) - 来月中には更新できると思います。気長にお待ちいただけると幸いです、、！ (4月24日 22時) (
レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - クラフティアさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！本編が終わり次第、全ルート書ければなと思います。これからも自分のペースで更新していきますので、暖かい目で見守って頂けると嬉しいです🙇🏻♀️ (12月22日 22時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
クラフティア(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。選択肢全て面白いので出来ればifルートの形などで全ルートを読んでみたいです。更新楽しみにしてます！ (12月22日 17時) (レス) @page13 id: 9a937b7232 (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - 明日更新します。遅くなってしまってすみません。 (12月19日 21時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - くりぃむパンさん» ありがとうございます！テスト頑張りますね。更新も早めに出来るよう努力します！ (9月15日 22時) (レス) @page10 id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな(名前) | 作成日時：2023年8月18日 23時
