第12話 ページ12
きん「総統命令。来ないっていう選択肢は無いよ？」
そう言ってニコッと笑う彼。柔らかく、穏やかな声で発せられた言葉には確実に圧がかけられている。
『承知致しました。』
きん「じゃあ、行こっか」
そう言って、彼は歩き出した。
暫く、城内を歩き一般兵は決して入る事が許されない幹部専用の塔に入った。この塔の1番奥で守られるようにして総統室がある。
懐かしすぎる、全然変わってないじゃん。そう思いながらきんときの後ろを歩く。すると、ある部屋が目に入った。
私が大好きな、白を基調とした扉。
皆んなに頼み込んで、職人さんに特注で作って貰ったネームプレート。私の部屋だ。
2年も経っているのに全く色褪せていない部屋はきっときりやんらへんが定期的に手入れをしているのだろう。
きん「その部屋になんか用？」
前を歩いていたきんときが振り返って言う。
『いえ、特には。』
きん「ふーん、まぁいいや。行くよ」
そう言ってきんときはある扉の前に立った。
幹部棟の中でも1番と言っていい程に華麗な模様が施された扉は、重々しい雰囲気を纏っている。
きん「なかむ、入るよー！」
はーい、と中から懐かしい声が聴こえた。
気配からして、幹部全員が揃っているのだろう。
扉が開く。12個の目が私を見つめた。
普段感じた事のない威圧感に押し潰されそうだ。
てか、考えてみればこんな一般兵を総統室まで呼びだすなんて可笑しくないか？？
きんときに目で入ってと促されたが、
やだ、お家帰りたい。せめて、生きて帰りたい。
『お初にお目にかかります。nakamu様、皆様。我々国から参りましたA・エイベルと申します。新兵として精一杯努めてまいりますので、』
なか「あー、そういうのいいから。」
面倒臭そうにnakamuが止めた。
そういや、なかむってこういう堅苦しいの苦手だったな。
ぶる「で、単刀直入に聞くけど、君何者？」
『何者といわれましても、』
本当に単刀直入過ぎない？ぶるーく外交官に推薦しなくて良かった〜。
きり「君の記録なんだけどね。2年前に我々国さんに戸籍が出来る以前のものが全く出ないんだよね。」
『それは、皆様にお話出来るような内容ではありません。』
うわ、結構詰められてる。誤魔化したら殺されるかな〜。いや、でもここ乗り越えたら1年はこのネタ擦れるしな。
よし、やるか！！
ーーー
全然更新出来なくてすみませんでした。
やっと、時間が出来るようになったので自分のペースで更新していきます！
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りな(名前)(プロフ) - 来月中には更新できると思います。気長にお待ちいただけると幸いです、、！ (4月24日 22時) (
レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - クラフティアさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！本編が終わり次第、全ルート書ければなと思います。これからも自分のペースで更新していきますので、暖かい目で見守って頂けると嬉しいです🙇🏻♀️ (12月22日 22時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
クラフティア(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。選択肢全て面白いので出来ればifルートの形などで全ルートを読んでみたいです。更新楽しみにしてます！ (12月22日 17時) (レス) @page13 id: 9a937b7232 (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - 明日更新します。遅くなってしまってすみません。 (12月19日 21時) (レス) id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
りな(名前)(プロフ) - くりぃむパンさん» ありがとうございます！テスト頑張りますね。更新も早めに出来るよう努力します！ (9月15日 22時) (レス) @page10 id: a4b738be2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな(名前) | 作成日時：2023年8月18日 23時
