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小嶋「Aは今年、選挙出るのー?」
「はい、立候補させてもらいました」
小嶋「すごい!早いねぇ」
「今年は去年より、ちょっと自信のある状態で挑めそうなんです」
小嶋「それだけ頑張ってきた証だね。
嬉しいよ、Aからその言葉聞けて」
「1年間の自分と、ファンの皆さんの応援を振り返ったら、大丈夫かなって」
小嶋「いいね、今のAは見ててワクワクする。
どこまで連れてってくれるんだろうって。
ファンなら誰でもそう思っちゃう。
陽菜、今年はAのこと応援しよーっと」
「えー!嬉しすぎます!」
何となく、総選挙の話になって。
社交辞令だと思うけど、こじはるさんが応援してくれることになった。
今まで応援してた人に応援されるって、何か変な感じ…笑
嬉しいけど、ちょっと違和感。
どうしてこじはるさん、こんな客観的でいられるんだろう?
もしかして…
頭の中に、1つ思い当たる節があった。
「こじはるさんは、選挙出ないんですか?」
小嶋「う〜ん…笑」
「え、でもこのシングルに参加してるってことは、出るんですよね?」
小嶋「んーまぁね」
「え、あの噂のにゃんにゃん仮面って…」
小嶋「あー、あれは陽菜じゃないよ。
みんなに言われるけど、それは別人」
「え、そうなんですか!?」
小嶋「にゃんにゃん仮面、誰だろうねぇ」
「え、じゃあこじはるさんの名前でエントリーしてるんですか?」
小嶋「名前なかった?」
「なかった気がするんですよね…」
小嶋「あら、じゃあ何かの不手際かな。
あとでスタッフさんに聞いてみよーっと」
「その方が良いですよ!…あーびっくりしたぁ」
小嶋「出ないかと思った?」
「思ってたんで、卒業しちゃうのかなってドキドキしてました」
小嶋「そうなんだ、可愛い笑」
「こじはるさんまで、卒業しないでくださいね…?」
小嶋「卒業するって言ったら?」
「泣いちゃう…耐えられない無理…」
小嶋「そんなに悲しがってくれるから、Aのためにもうちょいいようかな笑」
「絶対いてくださいね?約束ですよ?」
小嶋「うん、可愛い♪」
今回、こじはるさんの名前がエントリーされてなかったから。
てっきり出ずに卒業かと思ったけど、違うみたい。
そうだよね、このシングルに参加してるってことは卒業はないもんね。
にゃんにゃん仮面の正体も謎だけど、こじはるさんが居てくれるなら何でもOK。
私も、安心して総選挙楽しめそう!
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年4月9日 18時