白星姉妹 ページ47
テストが終わった。
まだ結果は出てないけど、もう結果は変えられないから。
気持ちを切り替えて、乃木坂のお仕事です。
今年は2月にバースデーライブが開催できない。
だから、代わりに46時間テレビという番組をやることになった。
乃木坂だけで46時間ぶっ続けの生放送をやるんだ。
色々と準備してたんだけど、私は今回はギリギリだったからゆったりめ。
マネージャーさんにも、まったり楽しめば良いって言ってもらったからね。
まず参加するのは、今話させたい誰かがいるというコーナー。
くじ引きで選ばれたメンバーと、マンツーマンで話します!
私はみなみだった。
大好きなみなみちゃんと2人だけの時間。
プライベートではすごい仲良いけど、お仕事で2人になるのは本当に久しぶりかも。
うっきうきでスタジオに向かいます!
:
「やっほ〜」
星野「めっちゃオフだね、すっぴん?」
「学校終わりに直で来たから、ほぼすっぴん笑
でもさっき、眉だけ描いたわ笑」
星野「みんな見てぇ、Aの素顔ですよぉ」
「見なくていいから!笑
みなみも今日、メイク薄いけど学校?」
星野「みなみも、今日が最後の登校日だった〜」
「そっか、みなみも卒業だもんね!
高校生活どうだった?楽しかった?」
星野「うん、みなみは普通に楽しめたよ〜
学校行事も参加したし、割と青春出来たかも」
「へぇ〜いいなぁ」
星野「Aはこれから楽しみが待ってるよ笑」
「待ってたらいいなぁ…」
星野「Aは忙しいから、みなみほど学校行けるわけじゃないだろうけど…
でもね、たまには学校行事とか青春を優先してもいいと思うよ〜
Aはね、いつも頑張りすぎ。
もうちょっと反抗しても誰も怒らないし、たまにはワガママ言ってもいいんだよ」
「えぇ、みなみちゃんお姉ちゃん…」
星野「こういう機会じゃないと、恥ずかしくて言えないもん笑」
「えぇ…どうやったら言えるの?
なんか…私、人に言う習慣がなくて笑」
星野「んー、まずはマネージャーさんとかかな。
やりたくないことはやりたくないって言う。
これやりたい、この日は絶対に空けて欲しいとか。
もっと、自分が思ったことを素直に出していいんだよ」
もっとライトな話するのかなって思ってたら、みなみはいきなり真面目な話をしてきた。
こうやって面と向かって言われるのは、初めてな言葉たち。
驚いて、でもちょっぴり嬉しくて、耳をダンボにして聞き入ってしまった。
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年3月28日 18時